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「それにしても、呆れるというか、ただただ唖然とするばかり……。時代はここまできたか、という感じですよ」 あるITライターがこう嘆息するのは、今、中高生の間で流行しているSNSについてだ。SNSといえば記者の世代ではツイッターやフェイスブックなどが有名だが、生まれたときから携帯電話やインターネットに触れていた今の未成年ははるかに高いアンテナを持っている。
「スマートフォンの所有率も年々上がっており、今年2月に発表された調査結果によると、10歳~18歳のスマホ所有率は、過去最高の70.6%。年齢別にみると、小学校高学年(10~12歳)が37.9%、中学生では76.2%、高校生に至っては97.6%と、ほぼ全員と言っても差し支えありません」(前同)
そんな彼らにとって、18歳以上でなければ登録できないフェイスブックなど、もはや「おっさんのSNS」。今の未成年は、記者が予想もつかないようなウェブサービスを使っているのだ。
「傾向としては、若年層になるほど、あまり文章や言葉に頼らず、ビジュアルや映像で発信するタイプのものが流行っていますね。中でも、写真投稿の“インスタグラム”や6秒だけの動画を投稿できる“ヴァイン”が代表的です」(前同)
特に後者では、芸能人などでなくても、未成年の間でスター的な人気を得る存在が登場。「親など身近な人物の巧みな形態模写が話題になった現役女子高生(現・専門学校生)の大関れいかさんが、これまでの3年間で9億回以上の動画再生と75万人以上フォロワーを獲得しており、同世代を中心に高い人気を誇っています」(同)
このヴァインのように、現在、若年層の間では、6秒~数十秒程度の短時間で何度も繰り返し再生されるタイプの動画SNSが主流。「友達宛に投稿した動画や写真が10秒以内で消えてしまう(現在は2回まで見られる)“スナップチャット”のように、より刹那的な情報のやり取りも行われるようになりました。それに伴い、さまざまな問題も起こり始めたんです」(ジャーナリストの幡ヶ谷純氏)
その“問題”とは、いったい、どのようなものなのだろうか。「特に海外で多発しているのが、すぐに消えてしまうという安心感からか、恋人などに自分の裸の動画や、場合によってはオナニーシーンなどを送るというケースが、男女を問わず多発。仲が円満なうちは別にいいでしょうが、別れた後に、それをスクリーンショットしたものをネット流出させる、いわゆる“リベンジポルノ”も大きな問題になっているんです」(前同)
SNS動画がどんどん過激に!
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