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「僕が10代、20代の頃に、こんなものがあったら、“出会いがない!”と悩むことも苦労することもなかった。今の若い人たちが、本当に羨ましいですよ!」
と叫ぶのは『ヤリチン専門学校』などの著書がある作家の尾谷幸憲氏。“こんなもの”とは、最新の出会い系スマホアプリのことだ。
「ひと昔前の“出会い系サイト”のネガティブなイメージが払拭され、若い女の子たちも当たり前のように利用していますからね。今、出会いは本当に手軽になっていますよ」(尾谷氏)
1990年代、携帯電話の普及とともに「出会い系サイト」が大流行。見知らぬ異性との出会いを実現する最強ツールとして爆発的な人気となったが、同時に、いくらやっても出会えないサクラだらけの悪質サイトや誘導業者(メールのやり取りをしていると、他の悪質課金サイトに誘導される)が、わんさかいた。
さらには、援デリ業者(一般女性を装いながら、実は援助交際女性を斡旋する業者が客探しに利用)が急増し、一気に質が低下。
それが、スマホの登場によってアプリがサイトに取って代わるとともに、そのイメージは一気に好転。90年代の熱狂をはるかにしのぐ勢いで、急速な広がりを見せているというのだ。
いったい、これまでと何が違うのか?
「簡単な年齢確認だけで登録可能な出会い系サイトと違って、最近の出会い系アプリは、実名制で知られる世界ナンバーワンのSNSであるFacebookと連携し、Facebookの利用者でないと登録ができないなど、一定のハードルを課すことで、身分の透明性や利用者の安全性が担保されているのが大きな特徴です」(情報誌ライター)
今の時代に即する形になっているというわけだ。
「Facebookの友達が10人以上いないと不可だったり、自分の顔写真の必要性などの条件が設けられているアプリも多いため、怪しい登録者はほとんどいません。
サクラや悪質業者の存在は、ゼロとは言わないまでも激減していて、女子大生から普通のOLなど、出会いを求める普通の女の子たちも気軽に利用しているようです」(前同)
現在、その利用者数の多さから、出会い系4大アプリといわれているのが、累計会員数300万人超を誇る「Pairs」、婚活目的でガチンコ度の高い「Omiai」、ソチ五輪の選手村でも流行したという「Tinder」、そして、サイバーエージェントが運営する「タップル誕生」の4つ。
援デリやサクラはどうなった!?「出会い系サイト調査隊」最前線を行く!
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