ネットで女性のタイヘンな部分が簡単かつ、ほぼ丸出しで見られる昨今において、恥じらいのなんたるかを知る中高年紳士を満足させるＡＶ作品を見極めるのは、砂浜でダイヤの粒を探すようなものである。

　もちろん、世の中には鼻血が飛び出るほど過激な作品はごまんとある。しかし、ただ過激なだけでは違いのわかる年配男性の逸物を屹立させることは難しい。

　肝要なのは作中の女性が持つ「恥じらい・清貧・貞淑」である。本来女性は、なにかしらの言い訳がなければ男性の前で柔肌をあらわにすることはない。それが相手の肉柱を受け入れるとなると、相当な理由がなくてはならないはずだ。お酒に酔っていたから、あなたがそんなに頼むから、心の底から愛していたから、絶対に断ることができない状況に置かれてしまったから云々。女優たちから滲み出るこれらの背徳オーラこそがエロスの極みであり、男心を刺激する最高のスパイスなのだ。

　問題なのはそんな珠玉の背徳作品がこの世のどこにあるのかということであるが、実はある。それが中高年世代の救世主的なポルノ作品を展開し続けているＦＡプロだ。

　このたびシコシコ先生は、数あるＦＡ作品の中からこの季節にぴったしの作品をご紹介しよう。

『色っぽい喪服の未亡人　そのとき男はやりたくなる』（出演：桐生珠帆／立岡杏菜・95分・販売価格：税込み４１８０円）

　本作は喪服の未亡人をテーマにした2部作となっているのだが、特筆すべきは２人の熟女女優の匂い立つ色香。

　第一部の『四十九日の夜に…義父と義兄の獰猛な本性』では豊満な肉体を持ちつつも背徳を絵に描いたような女優・桐生珠帆が迫真の演技を展開しているのだが、圧巻なのは義理の父や兄に突きまくられる時の彼女の切ない表情と波打つ柔肉のド迫力。

　きっかけとなったのは四十九日が終わった後に亡き夫恋しさに桐生がオナニーに耽っていたところを義父に見られたことであるが、その激しくも切ないマンズリの模様は演技を超えて完全にガチ。たとえ身内であっても襲いかからずにはいられないほど官能的だ。

　あられもない自慰行為を見られた未亡人が直面したのは「鶴の恩返し」で自分が助けた鶴だったことがバレた以上の恥辱と恥じらい。もはや屹立した義父のペニスをなだめる言い訳など残されてはいないのだ。

　これに対して第二部の『喪服が呼び起こすあやまちの味』では清楚でスレンダーな立岡杏菜が過去に一度「あやまち」を犯してしまった義兄との複雑で妖しい男女の関係を好演。

　神より天賦の官能を授かった２人の女優が魅せる「美徳のよろめき」は、間違いなく昭和生まれの紳士らの股間を熱くさせるだろう。

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HOKS-180『色っぽい 喪服の未亡人 そのとき男はやりたくなる』（FAプロ）

• 95分
• 桐生珠帆/立岡杏菜
• 販売価格　4,180円（税込）

配信リンク先

https://www.dmm.co.jp/digital/videoa/-/detail/=/cid=hoks00180/?i3_ref=list&i3_ord=4

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【シコシコ先生プロフィール】

初代シコシコ先生から『シコシコ先生』の名代を継承するが、普段は出版社に勤務するごく普通のサラリーマン。50歳を過ぎ、第一線を外れた窓際社員だが、AVのこととなると俄然ヤル気スイッチが入る。会社や家族の関係で正体は秘密だが、自宅にはゆうに5000本以上のAVを隠し持っており、人目を忍んでは日々の観賞を続けている。熟女や人妻モノが大好物で、現在のお気に入り女優は山岸逢花さん。星を観る会にも名を連ねるロマンチストでもある。