所属アーティストが全員セクシー女優であり、生バンド、生歌にこだわりを見せるライブイベント「ミルキーポップジェネレーション（以下、ミルジェネ）」は月に3～4本ほど、セクシー女優によるライブを行っています。

そのミルジェネライブの名物企画となっている「月で逢いましょう」には数々の有名セクシー女優が出演し、質の高いライブを聴かせてくれています。

8月29日にはアダルト界、いや芸能界でも屈指の歌唱力を誇る枢木あおいちゃんが東京・三軒茶屋グレープフルーツムーンでワンマンライブ「月で逢いましょうvol.52」を開催。

その素晴らしい歌声を聴こうとライブハウスは超満員となりました。

これまで2枚のCDを発売しているあおいちゃんはオリジナル曲、カバー曲を併せ10曲披露。

以下が今回のセットリストです。

1曲目：『日曜日よりの使者』（↑THE HIGH-LOWS↓）

2曲目：『秘密基地』（高田梢枝）

3曲目：『大好きだよ。』（大塚愛）

4曲目：『きえてく』（オリジナル）

5曲目：『恋風邪にのせて』（Vaundy）

6曲目：『Squall』（福山雅治）

7曲目：『白夜に月』（オリジナル）

8曲目：『スキップ・ビート(SKIPPED BEAT)』（KUWATA BAND）

アンコール

1曲目：『焼け野が原』（Cocco）

2曲目：『テサグリロンド』（オリジナル）

どの曲を聞いても声量、声質ともに圧倒的実力を誇り、アーティストとしての技量、パフォーマンスが超一流であることを今回も証明してくれました。

1曲目の『日曜日よりの使者』はご存じ、甲本ヒロトさんがヴォーカルですが、原曲から全くキーを変えず歌うという離れ業を披露したあおいちゃん。女性が同曲を歌うにはキーが低いと思われますが、迫力のある低音で軽快に歌い快調にスタート！

以前のライブではあおいちゃん自身の選曲だったそうですが、今回はオリジナル曲以外はバックを務める平方元さん（キーボード＆コーラス）、福田正人さん（ギター）、事務所マネージャーが選曲したとのこと。

2曲目、3曲目の平方さんが選曲した恋歌に気持ちを乗せて歌い、「いままではみなさんに知ってほしい曲を歌ってきたけど、新たな挑戦をしてみたくなり、いままでとは一味違う枢木あおいを見てほしい」とコメントします。

その後もオリジナル曲を挟み、福田さんが選曲した2曲をまるでオリジナル曲のように歌い、ファンを惹きつけます。

ライブ時には鬼気迫る表情や切ない表情を見せてくれるあおいちゃんですが、MCになると表情は一変。普段通りフニャフニャとしたかわいさが出て、話す内容も好きなパチスロ話になるなど、ライブ時とは違った表情を見せてくれるのも魅力です。

ライブは佳境を迎え、今年2月に出したオリジナル曲の『白夜に月』を力強く歌い、最後は1980年代の名曲である『スキップ・ビート(SKIPPED BEAT)』を軽妙に歌います。同曲は桑田佳祐節がふんだんに入った絶妙な語感の歌詞とファンクのリズムが難しいのですが、しっかり解釈し独自の世界観で妖艶に歌ってくれました。

同曲をここまで独自のビートで歌えるアーティストはいないのではないでしょうか！　それほどまでに素晴らしいパフォーマンスでした。

ここまで8曲を歌いステージを去りますが、アンコールを求める大きな拍手に迎えられて再び登場したあおいちゃん。

アンコールはあおいちゃんのマネージャーが選曲した『焼け野が原』を情念をたっぷり込めて歌う姿は、生命の力強さと儚さの両面を体現し、凄味のある歌声を聴かせてくれました。

そして、ラストはオリジナル曲を表現力豊かに歌い、全10曲の壮大なライブを締めくくってくれました。

あおいちゃんのライブは聴くたびに抜きん出た能力を発揮し、絶対的な感動を与えてくれます。これほどまでに心を揺さぶられる歌声は他になく、今後も圧巻のステージを期待したいと思います。

また、9月13日、14日にはミルキーポップジェネレーション10周年記念ライブにも出演しますので、あおいちゃんの姿をその目に焼き付けましょう！

枢木あおいライブダイジェスト動画はこちらからご覧になれます。

圧巻の歌唱力とパフォーマンスでファンを魅了する枢木あおい！「月で逢いましょうvol.52」

• 枢木あおいツイッター：@Aoi_krrg
• ミルキーポップジェネレーション：@MPGeneration

取材＆記事：神楽坂文人（https://twitter.com/kagurazakabunji）