長澤まさみが腰を浮かせて・・・

　続いて、正常位編。

　まず注目は、00年公開の映画『いちげんさん』。盲目の女性を演じる鈴木保奈美（55）が、外国人男性と和室で絡み合う。

　彼女は雨で濡れた体を拭いてもらうため、畳の上に全裸で寝転ぶ。腹筋が浮かぶ細身ながら、乳房はソフトボール大のお椀型の美巨乳。長さ１センチほどのワインレッドの乳首も目を引く。

　体を拭かれるうちに唇を奪われた鈴木は、

「あむぅ・・・・・・」

　一瞬、たじろぐものの、すぐに男に抱きつき、自分からも舌を差し込む。そして、正常位で貫かれる。

「ああんっ、アアッ！」

　よく鑑賞すると、男が腰を引く際に彼女は腰を浮かせており、

「ペニスが抜けないよう、男の動きについていっているんですね。オチ○チンが大好き、といった感じの腰使いでした」（下関氏）

　これは長澤まさみ（34）にも見られた動きだ。12年のＷＯＷＯＷドラマ『分身』の第２話で、彼女は勝地涼とのベッドシーンに挑戦。

「薄暗い寝室で勝地が覆いかぶさると、長澤は美脚をゆっくり開いて、男の腰をホールドするんです」（テレビ誌ライター）

　勝地が腰を使い始めると、

「ハア・・・・・・ああっ」

　長澤は気持ち良さそうに吐息を漏らし、小刻みに肢体を震わせる。

「下半身はタオルケットに隠れて見えませんが、長澤も腰を浮かせて、奥まで受け入れようとしているのが、よく分かりました」（前同）

　１９７５年の映画『祭りの準備』では、当時、お嫁さんにしたい№１女優だった竹下景子（68）が、清純派らしい、受け身で、けなげな正常位で絶頂に達する。

「昭和30年代の高知県の村を舞台に、上京を夢見る20歳の青年・楯男（江藤潤）の青春を描いたストーリー。竹下は楯男をセックスに誘うんです」（映画ライター）

　連れ込み宿で、浴衣姿の彼女が楯男に抱きつく。布団に押し倒されると、画面いっぱいに小粒な桜色の乳首がアップになる。

「んんっ、ああ・・・・・・」

　舐められると、みるみる硬くなってくる乳首。そのまま正常位で突かれ、

「楯男さん、楯男さん」

　男の名前を連呼。最後は、腰を突き上げるようにのけ反って、果てるのだった。

　一方、正常位でもダイナミックに腰を使う女優も少なくない。その一人が高島礼子（57）。映画『さまよえる脳髄』（93年）で、神田正輝に犯されるように抱かれるシーンがある。

　ソファの上で激しく求められた彼女。ブラウスを強引に押し開かれると、推定Ｆカップの巨乳が露出する。

　神田は高島の乳房にむしゃぶりつきながら、一気に正常位で貫くのだが、

「入ってきた瞬間、男の腰に手を回して、自分から密着するんです。“もっと奥まで、ちょうだい”という心の声が聞こえてくるシーンですね」（北条氏）

　２００５年の『欲望』では、板谷由夏（46）が大森南朋と野獣のように絡む。

「当時、板谷は三十手前で、全身から雌オーラが放出。推定Ｃカップの微乳ですが、手足が長く、お尻の位置も高い。後ろ姿だけでもヌケる体でした」（下関氏）

　セックスシーンも満載で、あらゆる体位で突かれており、そのどれもが激しい。

　正常位でも大森は体ごとぶつけるように腰を振り、

「アアアッ！ああん！」

　彼女は手足を男に巻きつける通称“だいしゅきホールド”で受け入れる。板谷の腰の動きもパワフルだ。

「男の動きなどおかまいなしに腰をクネクネ。“食べちゃうぞ”感がエロい（笑）」（北条氏）

　最後に紹介したいのが、夏帆（30）。20年公開の映画『Red』では、昔の男（妻夫木聡）に再会し、不倫に溺れる人妻を熱演した。

「足の指を舐められた後、赤子がオシメを替えるような“マングリ返し”の格好でガン突きされるんです」（前出の映画誌編集者）

　彼女は、ほっそりした足を高く上げて男を受け入れる。妻夫木が、腰を強く突き込むと、

「んはあああ！」

　夏帆はすかさず男の首に両手でしがみつく。そこからは、彼女も自らリズミカルに下から腰を突き上げる。

　北条氏が、こう語る。

「おしとやかに見えて、ものすごい“女力”を蓄えている人ですね。正常位での足の上げ方や腰の動かし方を見ていると、マン圧をかけて、男を喜ばせようとしているのが分かります」

　くぅ～！

　騎乗位にせよ、正常位にせよ、濡れ場スター女優たちが雌の本能むき出しに腰を振りまくる。その女優魂には感服です！