【咲野瑞希さんの趣味と特技】

　男子たるものまず最初に気になるのは、女性の趣味や特技です。そこで記者は「見合いの定番」よろしく、開口一番に咲野さんの趣味についてお伺いしてみました。ここからしばらくは記者と彼女との緊迫した対話の模様をお楽しみください。

ーーご趣味は？

「猫カフェ巡りです」（咲野さん＝以下同）

ーーシャレオツですね。ちなみに犬のほうはどうなんですか？　犬もお好き？

「犬カフェにも行ったことがあるんですが、ちょっと違うなって思いました」

ーーほう。犬と猫とはどんなところが違うんですか？

「犬は遊んでほしいから、すごく人懐っこく寄ってくるんですけど、私はそれほどテンションが高くないんです」

ーーそうだったんですか。確かに公園なんかで他人様の犬と転げ回りながら「シャーッシャッシャ」なんて言いながらジャレあっているオッサンなんかを見ると異常にテンションが高そうな感じがします。あれはムツゴロウ（畑正憲先生）の影響でしょうか。そんな人ばかりがいるカフェに行くなら相当なパワーが必要に違いありません。

「でも、性格は犬っぽいって言われます」

ーーなんですと？　どのへんが犬っぽいんですか？

「どうやら私自身は『かまってちゃん』みたいなんです」

ーー「みたい」ということは、自覚はしてないけど周囲の方に言われたということですな。ちなみに、もしご自分を犬に例えるとしたら何犬だと思いますか？

「柴犬ですかね。意外と忠犬です」

ーーなるほど。一家に一匹は欲しいタイプですね。ところで咲野さんの特技ってなんですか？

「あえて言うなら弓道ですかね。高校生の時に弓道部の部長をやっていました」

ーー忠犬らしい特技ですね。毛利元就の「三本の矢」を彷彿とさせます。

「いえいえ。そんな武士道的な話ではないんですよ。弓道部にはもっと軟弱な経緯で入部したんです」

ーーと、申しますと？

「私の通っていた高校は入学したら絶対にどこかの部活動に入らなければならなかったんです。そのとき私は運動部に入ろうと思っていたんですが、バレーとかバスケなんかは、だいたい中学からやっている子が入っていることが多いじゃないですか。私は運動経験がなかったので未経験者が多い弓道部に入ったんです。ただそれだけです」

ーーだとしても部長にまで上り詰めたならすごいことです。

　ちなみに、ここまでの話の中からは、まったくもってして「エロ」の要素を導き出すことはできませんでした。

　それはそれで嫁入り前の娘からしたら当たり前のことなのかもしれませんが、このままでは記者が何をしにきたのか、さっぱりわからなくなってしまいます。ゆえにここからは一気呵成に「大人の話」をお伺いしていきたいと思います。続きを期待してください。