「果たして、自分はなんのために酒を飲んできたのだろうか？」

　最近、薄ぼんやりと「酒と自分の歴史」について、こんなことを考えてみましたが、思い返せば思い返すほど、酒に関しては「ロクな思い出」がありません。

　大学生の頃なんぞは下品なリズムに合わせて一気飲みをして轟沈し、居酒屋の店内で小便を漏らしたたことがありますし、はたまた社会人になったらなったで、上司の前で痛飲し、妙なスナックで脱糞寸前にまで追い込まれたこともあります。

　そういえば、ずいぶんおっさんになってからも、安っちい居酒屋で泥酔し、気がついたらネオン街の路地裏に裸同然で転がっていたこともありました。

　ん？　ちょっと待ってください。もしかしたらソレはアラフィフになった今でも続いているのかもしれません。

　その証拠に緊急事態宣言が明けてから大事な取引先と久方ぶりに盃を交わした時に、酔った勢いで豪快にすかしっ屁をしたことが、当のお得意様に思いっきりバレてしまったではありませんか。

　いったいどうしてこんなことになったのかと、頭を抱えながら検証してみた結果、酒を飲んでハレンチな事件を起こしている日には、ある共通点があることが判明しました。

　どうやらソレはお酒の席に「お色気要素がまったくない時」に発動するらしいのです。

　つまり私は、男だらけの「殺伐とした空間」の中でアルコールを摂取すると、目に余るような痴態を演じてしまっているようなのです。

　実際、記者は異性が同席する飲み会では、いたって紳士です。屁もこかなければ、ワイセツな話なども一切、しません。なぜか笑い方まで変わります。いったいどういうことでしょうか。

　いろいろと調べてみた結果、このような傾向になるのは何も記者だけではないようです。事実、多くの中高年が女性がいる飲み会では紳士ですが、これが男だけだとロクなことをしないことがわかりました。

　要するに世の中の多くの中高年男性は、身近にお色気を感じながらお酒を飲んでいる時は礼儀と節度を守ることができるのです（一部の人間は除く）。

　しかし……、しかしですよ。だからと言って、このようなおっさんの近くに、そんな色気の漂う女性は存在するでしょうか？

　いいえ。いません。

　確かにキャバクラや高級クラブに行けば、貴賓と色気に満ち溢れた女性は、たくさんいらっしゃいますが、今度はカネがもちません。第一、そういうところに行くと、美女を口説くのに夢中になって、男同士の大事な話など、まったくできないではありませんか。

　うーむ。どこかに色気もあって、男同士の絆をきっちり深められる方法はないものでしょうか。

　そんなことを思案しながら首とカリ首を捻っていたところ、世にも素晴らしいアイテムを発見しました。

　こちらです。

『モンデノーム』

　なんとこの商品は持ち運び可能な「おっぱい型卓上ドリンクサーバー」なのです。

　しかも、このモンデノーム、あの「リアルラブドール」で世界的に有名な「オリエント工業」が開発したシロモノだというのですからタダゴトではありません。

https://www.orient-doll.com/gallery/

　実際にお胸に触ってみると、生身の女性のソレとほぼ一緒。目を閉じて揉めば本物の女性が乳を揉ませてくれている錯覚に陥ります。

　使い方がなんとも妖艶。こともあろうに右の乳を揉むと左の乳からお酒が出てくるというのです。いやはや、これはたまりません。

　さらに驚くのは、洋風セットと和風セットのどちらかを自由に選べるところ。酒を注がない時にはブラジャーをしておけば良いので、大事な商談の邪魔になることもありません。いやむしろ、そのような硬い話をする時に是非とも使って欲しいアイテムといえましょう。

　モンデノームを傍に置きながら部下に仕事や人生の大切さを教えるもよし。同世代の男同士で思い出話に華を咲かせるもよし。そして、一人でしんみりと人生を振り返るもよしです。

　これさえあれば、記者も屁をこいたり下品な行動をせず、正気を保ったまま、仲間との会話を紳士的に、そして妖艶に楽しむことができそうです。

　ちなみにお値段は税込み19万8000円。個人はもちろんのこと、コロナ後の客の入りに悩むスナックや飲食店のオーナーさんにも絶大な人気があるのだとか。

　自宅で瓶や缶を片手に「味気ない晩酌」をしている紳士の皆さん、モンデノームと一緒に明るく楽しい「宅飲み」をしてみてはいかがでしょう？

取材＆記事：編集長原田

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