• このコーナーは、毎回有名AV男優さんを講師にお招きし、中高年の皆様に向けて「セックスの講義」をしていただくものです。
• 前回に引き続き、今回もしみけん先生に「中高年のためのお悩み解消」をレクチャーしていただきました。パート１では「早漏でも女性をイカせる方法」を伝授していただきましたが、今回のテーマは「セックス中の中折れ対処法」です。
• プロ男優さんが「夕やけ大衆」にだけそっと語ってくれた究極の「秘術」を学び、ナイトライフをよりいっそう充実したものにしていただければ幸いです。
• それでは、技と官能の扉を開いていきましょう。

編集長

【講師のご紹介】

しみけん先生（41）

大高校卒業後、ゲイ雑誌のモデルに。当時、その雑誌の編集部員だったマツコ・デラックスに「あんたはもっと真剣にAV男優を目指すべきだわ」と言われ、AVデビュー。出演作品は9000本以上。経験人数は推定約１万人。

「セックス中の中折れ対処法」

【中折れを防止する筋力トレーニング】

「40、50代の中年男性からの相談で最も多いのが、中折れの問題です。セックスの最中に萎えてしまうのは、男性にとっても女性にとってもショッキングな出来事ですよね。今回は、この深刻な問題について考えてみましょう」

中年男性がセックスの途中で萎えてしまうのは、主に筋肉の衰えが原因と言われている。

「中年になれば当然、若いころのような強い筋力は失われていきます。勃起を支える筋肉も例外ではありません。ペニスの根元にある骨盤底筋は、ペニスの海綿体に溜まった血液を留め、勃起状態を維持する働きがある筋肉です。この骨盤底筋が衰えることによって中折れが起きやすくなってしまうのです。だから、骨盤底筋を鍛えれば、中折れしにくくなるんですよ」

骨盤底筋は内転筋（内ももの筋肉）と繋がっているので、内転筋を重点的に鍛えることができるスクワットが最も効果的だ。

【勃起力を鍛えるスクワットのやり方】

• １・脚を肩幅に広げ姿勢を正し、まっすぐに立つ。
• ２・お尻を後ろに引きながら太ももと床が平行になるくらいまで腰を落とす。
• ３・ゆっくりと身体を元に戻す。

「スクワットのコツは、膝を爪先より前に出さないことと、上半身の姿勢が崩れないようにすること。やりすぎて腰痛などを起こしては元も子もありませんので、無理のない回数をコツコツとこなしましょう」

【一旦休憩して、心と体をリラックスさせよう】

中折れした時に最もやってはいけないことが、「勃起しろ!!」と自分にプレッシャーをかけてしまうこと。これが強い心理的ストレスとなり、かえってペニスが萎えていってしまう。

「すぐにセックスを再開しようと自分にプレッシャーをかけてはいけません。焦りは禁物です。焦れば焦るほどペニスは萎えてきます。一旦心を落ち着けて、愛撫を再開してみましょう。乳首を舐める、あるいはクンニリングスすることによって、気分転換できて、勃起力が回復するケースもあります」

どうしてもセックスを続行できるコンディションではなくなってしまった時は、パートナーに正直に伝えるのが大切だ。

「男性にとってプライドが痛むかもしれませんが、女性もショックを感じています。正直に打ち明ければ、女性も協力してくれるはずです。フェラチオしてもらう、あるいは、乳首舐めしてもらうなど、サービスしてもらうことによって勃起が回復することも多いんですよ。AVの世界では、“勃ち待ち”という言葉があります。男優が一回射精した後、２回目の本番シーンが始まる時、男優のペニスが勃起するのをスタッフ全員が待っている状態です。これは、AV男優にとってかなりのプレッシャーです。早く勃たせようと焦れば焦るほど元気にならないなんてこともよくあります。こんな時、優しい女優さんは、乳首舐めやフェラチオなどで、元気を回復させようと協力してくれることもあります。僕の経験から言わせてもらうと、乳首舐めが最も効果がありました（笑）」

中折れしたからといって何も言わずに寝てしまっては二人の関係に亀裂が入ってしまう。

「たとえ挿入しなくても、お互いに全裸で抱き合って会話するだけでも楽しいものです。ちょっとエッチな会話を楽しんでいると、ペニスが元気を取り戻すなんてこともあります。あまり深刻に考えず、パートナーと一緒に過ごす一夜を楽しみましょう」

　皆さん、いかがでしたでしょうか。今回もタメになるお話でしたね。勃起力を高めるスクワットは今日から始めてみましょう。ただし、くれぐれもご無理なきよう、ご注意ください。