腰が抜けるほど暑かった８月も終わり、巷にも次第に「秋の空気」が漂ってまいりました。

　猛暑のせいでカリ首が言うことを聞かず癇癪を起こしていた方も、これでようやく安心して「秋の夜長」を楽しむことができるでしょう。

　さて、秋といえば芸術の秋、食欲の秋、人妻の秋、天高く馬肥ゆる秋と、様々な言い回しがありますが、「風流を感じる心」を忘れているようでは紳士の風上にもおけません。

　そこでこの度の「夜の会話術」ではエロで使える「風流言葉」について皆様とともに学習していきたいと思います。

　まずは次の言い回しを覚えてください。

「おやおや、◯◯ですな？」

　これは言葉の最初に「おやおや」を添えて紳士らしい「優しさ」を表現しながらも「ですな」でズバッと事実を突きつけつつ、相手にも「言い訳の余力を残す」という高等テクニックです。

　例えば、次の言葉を比べてみてください。

「なんだよ、グチョ濡れじゃん」

「おやおや、グチョ濡れですな？」

　どうです。前者のほうはかなり高圧的で女性を嫌な気分にさせる恐れもありますが、後者のほうは「いつもは違うのにどうしたの？」といったニュアンスが含まれ、さらに優しさの中にも相手への「言葉責め的要素」までもが、しっかりと含まれています。

　これを風流と言わずしてなんと言いましょう。

　いいえ、間違いなく風流です。

　皆様もぜひ、使ってみてください！

文責：編集長原田