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あの頃はよかった・・・いやらしくも懐かしい「ふるさとのエロス」
『昭和戦後日本哀切のポルノドラマ』に収録された一篇〈色の白いは好きモノ妻〉より。
蝉時雨の激しい灼熱の夏。
農家の嫁(秋川りお)は、モンペから色白の乳房が露出していようと、お構いなしに農作業に励む。ようやく一息ついて、田んぼの畦で休憩。
だが、モンペから白い脚を投げ出すと、密林の恥毛を露わに小ナスでマスをかき始めるのだ。
白い肌が土に汚れることも厭わず、小ナスを性器に突っ込み悦楽に耽る熟女。
そこに現れた農作業を手伝いに来た男は、明らかに色白の嫁を狙っていた。
近くにござを敷き「飲めよ」と水の入った薬缶を渡す。一方、嫁は挑発するように、モンペの中の汗ばんだ乳房を手ぬぐいで拭う。
「アンタ、色っぽいねー。肌といい、色艶といい。ワシは発情するぞ」
男はイヤラしい目で見つめながら、口説きにかかり、
「イヤだわ、発情だなんて」
と嫁は一応の拒否しつつ、押し倒されるまま。そして、小ナスとは比べ物にならない剛直をブチこまれると、
「アアッ!アア~、アハァ~、気持ちイイ――ッ」
白い乳房を存分に揺らして、獣のような絶頂を響かせる。セックスは娯楽の一つとばかりに楽しむ「ふるさとの女」。
だが、ふるさとの女は貪欲で優しいゆえに、道を踏み外すことも。
『昭和故郷は何時も狂おしきポルノドラマ』の一篇〈娘と兄貴ととっつあんと〉は出戻りの娘(夏海エリカ)が実の父親、そして弟とも楽しむ"許されぬ肉体関係"を描いた禁断の濃密ポルノだ。
特に恐ろしいのは再会した父親との野山セックス。二人は血の繫がりがあろうと本気で愛し合い、ござの上で抱き合いながら唾液を飲みあう接吻。そして、父の肉棒を受け入れると、
「父さん!父さんの子供が欲しいッ!」
ひしっと大きな背中にしがみつき、歓喜にむせび泣く。男日照りではどうしようも抗いのない"女の性"がココにあるのだ。
ああ、素晴らしき日本のふるさと。
ヘンリー塚本監督の作品は我々、現代人が忘れてかけている"望郷"の念を、エロスを通じて思い出させてくれるようだ
取材協力:FAプロ
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