「群馬は、そんなに魅力がない県ではない！」

　そう怒りをあらわにしたのは、１０月９日に発表された『都道府県魅力度ランキング』（ブランド総合研究所）で４４位とされた群馬県の山本一太知事。県を預かる首長だけに憤る気持ちは分かるが、「法的措置も検討」という過激な発言には、批判の声も上がった。

　ただ、こうした各種ランキングでは、各都道府県の“秘めた魅力”が見落とされているのは事実だ。そこで今回、本誌は「人妻」をテーマに据え、調査を敢行。各種性意識データ（相模ゴム工業『ニッポンのセックス』、文藝春秋社書籍『ケンミンまるごと大調査』など）や、アダルト業界、風俗関係者への取材、そして過去の本誌アンケートなどを基に、人妻と親密になれる魅力ある県はどこなのかランキングしてみた。

　１位に輝いたのは、国宝・中尊寺金色堂のある“黄金の国”岩手県。表②「セックスが好き」と表⑤「不倫経験」ランキングでも、堂々の１位に輝いた。

　県民性評論家の矢野新一氏は、次のように言う。　

「岩手県民の気質は“真面目で根気強い”です。恋愛や浮気にはほど遠いんですが、夫の不満をためにためた反動が出ているのかもしれませんね」

　高知県を除く４６都道府県でナンパした経験のある、ＡＶ男優のしみけん氏は、こんな証言をする。　

「僕の中では岩手県出身の人妻は“奥ゆかしいけど、火がついたらイヤラしい女性”。沿岸部の人は意外に気さくで、セックスにも情熱的。これは魚をよく食べ、お酒もよく飲むことが関係しているのかも。魚の不飽和脂肪酸はホルモンの分泌を促し、セックスにも積極的にします」

　第２位には、島根県がランクイン。人口は日本で２番目に少ない島根県だが、表①「セックス回数」５位、表②「セックスが好き」３位、表⑤「不倫経験」で２位と、スケベ度はトップクラスだった。　

「仲のいいママ友と、けっこうセックスの話をします。相手の話に興奮して、そのまま元カレに電話してラブホでエッチしたことも（笑）」（米子市在住主婦・29）

　このスケベ度も地域によって、傾向が異なるようだ。　

「島根でも出雲地方の人は道徳的で夫に従順な大和撫子タイプが多い。でも、宍道湖や中海を越えた松江や米子の人妻は好奇心が強く、セックスにオープンな人が多いんです」（前出の矢野氏）

　３位には埼玉県が入った。

「東京に近く、遊び好きな人妻が多い。僕の経験では川越市とか、西側の地域の奥さんは特に自由奔放でした」（前出のしみけん氏）

　４位の高知県は、表④「離婚願望」では最下位ながら、浮気はしっかり楽しんでいる様子。高知市に住む、スーパー店員の人妻（35）は、こう告白する。　

「ウチの旦那はとにかく酒とギャンブルばっかりだから、別居中です。でも、私は私でスーパーの店長と“いい関係”で、週２で閉店後に車の中でエッチしてます。売れ残った総菜や生鮮食品なんかももらえるし、つきあって一石二鳥（笑）」

　このたくましさは、高知女性の特長でもあるようだ。　

「高知の方言で“ハチキン”は男勝りの女性を指すが、高知の女性は話し方や行動が快活で負けん気も強い。男勝りの行動力で浮気する一方で、家庭的で保守的な一面もある。これが浮気をしても離婚はしない、という結果につながったのかもしれません」（矢野氏）

　第５位は、北海道。

「明治の開拓期に女性も男性に負けず劣らず働いていたため、北海道には男女平等の精神が根づいています。だから、好きな男性がいたら浮気や不倫もやむなし、なんでしょう」（前同）

　前出のしみけん氏は、「北海道は名器が多いんです！」と、北の大地を絶賛。

「僕は女性から“北海道出身です”と聞くと、反射的に勃起してしまうぐらいです（笑）」（前同）

　６位と７位は、日本海側に位置する福井県と鳥取県。表④「離婚願望」と表⑤「不倫経験」の上位に両県とも名を連ねている。　

「冬は雪に閉ざされて娯楽も少ない。つい刺激を求めて、浮気率が高くなるのでは。人妻好きの旅行者には、狙い目の地域です」（同）