読者の中にも夏季休暇を利用して「自由研究」にいそしんだ方が少なくないと思いますが、記者はこの夏「とある猿の実験論文」を読んで、ド派手に腰を抜かしてしまいました。

　それは米国の国立衛生研究所が行った実験なのですが、なんと猿は「自分（猿）のマネをした人に対して、より好意を持つ傾向にある」というのです。

　まさに「猿マネ」を地でいくような話ですが、これが「ヒトでも同じ現象が見られる」というのですからたまりません。

　つまり、この論文は、目の前の異性と同じ行動をすれば、本人も気がつかないうちに「相手のことを好きになっている」と論じているのです。

　たとえば、目の前の女性が髪の毛を掻いたら即座に髪を掻き、相手がトイレに行くと言ったら、たとえ尿意を催していなくてもトイレに行く。飲食店に入ったら同じ物を頼んで、相手とまったく同じ順番で同じ量だけ飲み食いする。たったこれだけで女性の股が緩んでくるというわけです。

　そういえば、あるAV男優さんが「女性が喘ぎ始めたら男性側も一緒になって雄叫びをあげたほうが相手も興奮する」とおっしゃっていました。

　いやはや、まさか人生も終盤に差し掛かってからエテ公に恋愛の「いろは」を教えられるとは思いもよりませんでした。

　その一方で同じ猿でも「猿芝居」は女性にめちゃくちゃ嫌われるそうなので注意してください。今後の皆様の一層のご健勝をお祈り申し上げます。