7月も中旬を迎え、いよいよ本格的に夏の足音が聞こえてまいりました。ちょっと気の早いセミなどは、そろそろ鳴き始めるのではないでしょうか。

　いずれにせよ、世の中が暑くなると、中高年にとってはズリセンをコクのもひと苦労です。

　さて、ひと苦労といえば、一般的にAV業界では「一人暮らしのボク（オヤジ）の部屋のエアコンが壊れる」というパターンが、ある種の「夏の風物詩」になっております。

　実際、AV作品の中では安心・安全なはずの「日本製のエアコン」が次々と壊れていきます。そしてお決まりのように、そこに妖艶な熟女かなんかがやってきて「汗だく」になってセックスをするのです。

〈一人暮らしの男の部屋＋エアコンが壊れている〉

　もはや、セックスをする環境としては、生き地獄以外のナニモノでもないシチュエーションですが、驚くことに現代AVに於いては、これが「エロの代名詞」でもあるのです。

　むしろ「男女が汗だくにならなければエロではない」と言わんばかりです。

　ひょっとして、世の中が少し、おかしくなってしまったのでしょうか？　いいえ、違います。

　そもそも、セックスとは「体液の交換」であり、汗だくセックスは口と股関だけの体液交換では満足できない人々が作り上げた「究極の体液交換」なのです。

　もちろん、これは風俗遊びでも使えます。デリヘル嬢を呼ぶときは、ぜひエアコンを切ってください。ただし、換気は忘れずに！

文責：編集長原田