さて、3月も初旬を迎え、薄ぼんやりではありますが、ようやく自粛生活のゴールが見えてまいりました。近い将来、皆様は社会人としての「通常運転」に戻るわけですが、ここで注意しておかなければならないことが一つあります。

　それは、どんなに人との会話に飢えていても「自分の話だけをベラベラしない」ということです。

　特に「自粛生活中の苦労話」などは、あなたが１日に何回クソに行ったのかと同じぐらい相手にとっては興味のない話で、クラシアンを呼ぶほど不幸な目に遭ったのでもなければ話す必要はありません。

　ましてや、何事もなく平穏な日々を過ごしたなどというクソや小便よりも役に立たない話は論外です。

　いいですか皆さん、周囲の人は皆、まだ外界に慣れていないのです。愛撫も無しに、いきなり妙な話題をぶち込まれたら痛いのです。このことを忘れてペラついていたらあっという間に鼻つまみ者になります。

　こんな時はまず、相手の様子を注意深く観察しましょう。そして相手がまず何を話したいのか真剣に考えるのです。そこからひとつひとつ丁寧に言葉を紡いでいってください。

　もちろんこれは「夜の世界」でも一緒です。政府の自粛要請で久しく閑古鳥が鳴いていた風俗嬢に、いきなり金玉の中身の溜まり具合を話すなど紳士の風上にも置けません。

　大切なのは、まず自分が相手に興味を持っているということをさりげなく伝えることです。さすれば嬢との会話も自然に弾むに違いありません。

文責：編集長原田