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退官後、彼が第一国立銀行(現・みずほ銀行)を設立する話は有名だが、「同行は日本最古の銀行ですから、BANKをどう訳すかで、ひと悶着ありました。栄一は“金行”を主張しましたが、大阪では銀本位制が取り入れられていて、金だけでなく銀も取り扱うからという“三井の大番頭”三野村の意見を無視できず、“銀行”という名称になったんです」(明治維新に詳しい専門誌ライター)
そんな栄一には、かの西郷隆盛や三菱の創業者・岩崎弥太郎との秘話もある。
「大蔵官僚だった渋沢宅をフラッと西郷が訪ねてきて、栄一に予算の陳情をしたところ、その考えが間違っていたので、栄一が参議という高官であった西郷を叱り飛ばしたというんです。
実業家となった後、隅田川の屋形船で岩崎と酒宴を共にした際には、経営理念をめぐって大喧嘩。怒った栄一が席を立ったといいます」(前出の資料館学芸員)
公益を重んじる栄一には、岩崎が私利私欲に走っているように見えたようだ。
安藤氏は、「マルチに活躍した人物という印象があります。国際交流や慈善活動などの社会貢献に尽力し、教育面では、学校作りにも援助を惜しみませんでした」
栄一は160以上の学校設立に関与。そんな栄一と“商売命”の岩崎が犬猿の仲だったというのは至極当然の話だ。
人格者らしく派手な趣味はなく、強いて言うなら囲碁と将棋。特に将棋は強かったという。酒もほとんど飲まなかった。大の甘党で飴と芋が好物だった。『伝記資料』によると、〈朝食はオートミールを茶わんに2杯、パン5~6片、目玉焼き2個。コーヒー、くだもの。夕食は米の飯を2杯、おかずは日本料理の軽いもの。野菜・魚・ひき肉・汁など。とくに野菜を好む。時に昼食の代わりにコーヒー、くだものをとる〉
偉人たちの健康問題に詳しい医学ジャーナリスト(医学博士)で愛知医科大客員教授の植田美津恵氏は、「炭水化物が少々多めなのは気になりますが、バランスよく栄養をとれています。特にコーヒーはワインに次いで抗酸化物質のポリフェノールが豊富で、大腸がん、肝臓がんの予防に効果があります」
また、栄一は80歳から、柔術家・坂本謹吾氏の「屈伸道」という健康体操を始めた。
植田氏がこう続ける。「今はやりの“全集中の呼吸”じゃありませんが、屈伸運動とともに息を深く吐く動作は、特に緊張を解きほぐす効果があり、年齢を重ねてからの健康法として注目できます。現代人も見習うべきでしょう」
そのかいあってか、栄一は昭和6年(1931)に91歳という長寿を全うして他界するが、孫でエッセイストの鮫島純子氏も99歳で今なおご健在。講演活動を行うなど現役バリバリだ。
女遊びが人生の活力源だった栄一。我々もぜひ、見習いたい!
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