• このコーナーは、毎回有名AV男優さんを講師にお招きし、中高年の皆様に向けて「セックスの講義」をしていただくものです。
• 前回に引き続き、今回もしみけん先生に「中高年のためのお悩み解消」をレクチャーしていただきました。前回は「遅漏の対処法」の対処法を伝授していただきましたが、今回のテーマは「ペニスを抜かずに体位を変えるテクニック」です。
• 中高年になると、若い頃のように気持ちよく発射できなくなるという悩みを持つ方も少なくありません。
• プロ男優さんが「夕やけ大衆」にだけそっと語ってくれた究極の「秘術」を学び、ナイトライフをよりいっそう充実したものにしていただければ幸いです。
• それでは、技と官能の扉を開いていきましょう。

編集長

【講師のご紹介】

しみけん先生（41）

大高校卒業後、ゲイ雑誌のモデルに。当時、その雑誌の編集部員だったマツコ・デラックスに「あんたはもっと真剣にAV男優を目指すべきだわ」と言われ、AVデビュー。出演作品は9000本以上。経験人数は推定約１万人。

【ペニスを抜かずに体位を変えるテクニック】

「最近、“体位を変える方法がわからない”というセックスの悩みを抱える男性が増えています。それで、最初から最後までずっと正常位だけで済ませてしまうというケースが多いのだそうです」

ワンパターン体位の傾向は非常に危険だと、しみけん氏は警鐘を鳴らしている。

「多くのAV女優さんに聞いてみたんですが、ピストン運動でせっかく感じてきた時に、『ねえ、四つん這いになってくれる？』などと声をかけて体位を変える男性が増えてきてるみたいですね。ピストン運動が一時中断されてしまうので、せっかく高まった性感が冷めてしまうとグチる女性が多かったんです」

セックスで様々なバリエーションの体位を試すのには、メリットがたくさんある。ひとつは、セックスのマンネリ化を防止できること。体位によって挿入の深さや視覚的興奮度が異なるため、それが新鮮なドキドキを味わう手助けとなる。

ふたつめは、男女で気持ちよさを追求できること。いろいろな体位を試してくれる＝お互いの気持ちいいところを探そうとしてくれている、と感じる女性も多いようだ。

「では、実際に体位を変えるときに気を付けたいことはなんでしょうか？ それは、体位の変更はスムーズに行うことです。女性の快感度はゆるやかに上がっていきます。だんだん気持ちよくなってきたのに、急にペニスを抜かれてしまうと興奮度が下がってしまうこともあります。ただ、体位を変えるとき、絶対にペニスを抜いてはいけないというわけではありません。大事なのは時間をかけすぎないことなんです」

では、どんな移行の仕方がスムーズなのか？

「挿入したままでも変更可能な体位が理想的なのではないかと思います。あくまでひとつの例としてお試しください」

【正常位→対面座位】

「まず正常位からスタートしましょう。女性の息遣いが荒くなり、うっすらと汗ばんできたら体位を変えるタイミングです。女性の両肩をしっかりと掴み、持ち上げればスムーズに対面座位に移行できます。対面座位は男女の体と心が密着する体位です。ここでは、必ず唇にキスしてあげてください。また、耳元で“最高に気持ちいいよ”などと囁くのも効果絶大ですよ」

【対面座位→対面騎乗位】

対面座位で思う存分向き合って抱きしめ合ったら、そのまま男性が後ろに倒れこみ、仰向けになる。

「これで対面騎乗位へ移行できました。この体位では、両手でおっぱいを揉んであげましょう。ピストン運動を女性に委ねることで、男性のスタミナ温存にも役に立つはずですよ」

【対面騎乗位→正常位】

「男性が発射しそうな予感がしたら、上体を起こして女性を仰向けにします。やはり、フィニッシュは正常位がベストです。思う存分爆発させてください（笑）。この体位変換は最もオーソドックスで、簡単にできます。ご自分で体位移行のパターンを考えるのも楽しいですよ」

皆様、いかがでしたでしょうか。体位の変え方ひとつでセックスは2倍にも３倍にも刺激的になります。無理なく体調に気を使いながらゆっくりと試してみてください。

取材＆記事：編集S