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あなたこそ突然死が危ない!
それにしても、オナニーで死ぬなんて、男子として生まれた以上、誠に無念で、恥ずかしいではないか(女性でも同じか)。
では、どうすればオナニーで死なずに済むのか。
U博士に聞くと
「動脈硬化、高血圧の人、また、心肥大の人などは要注意です」
予防はなかなか難しいという。
「健康診断で何も注意されなかった人が、心筋梗塞になることがあります。注意のしようがないのです。よほど激しいのがお好きな方でない限り、性行為自体の運動量は大したことがありません。まして、オナニーでしょう?むしろ、興奮が心臓に与える負荷のほうが大きいのです」
過度な性的興奮がいかに危険かは、腹上死の調査でも明らかだ。
U博士の研究によると腹上死は、「自宅で妻と」より「旅館で愛人と」のほうがはるかに多いという。
確かにそっちのほうがコーフン度は高い。
つまるところ、「過度に興奮するような行為や妄想を控えること」が重要だ。
また、体に負担をかける行為も要注意だ。
オナニー研究会を主催する某作家は、こうアドバイスする。
「中高年男性は血管が老化していますから、射精するまで、しごき続けようなどと思わないほうがいいでしょうね。また、何度も"寸止め"をするのも体に無理がかかるでしょう」
付け加えると、"酒の勢いで"も危ない。
アルコールは血圧や心拍数を上げる。
飲んでオナニーをすると、さらに心臓に負担をかける。
最後に、U博士からのアドバイスを聞こう。
「自分がオナニーで死ぬはずがないという過信は禁物です。一番危ないのは、自分はなんともないと思ってる人なんですから」