――どこが気持ちよかったですか？

「激しい感じじゃなくて、オフィスの一角でひっそり、こっそりと、声を出さないようにエッチをする気持ちよさがありました」

――例えば何人かの友人と家飲みをしていて、周りの友人が寝ちゃった時に知り合いの男性とエッチをしたとか、プライベートでもひっそり、こっそりと、声を出さないようなシチュエーションでエッチをしたことはありましたか？

「ないです！　複数の友人と家飲みするような『陽キャ』じゃないんです……」

――すいませんでした。この作品では感じているけど喘ぎ声を出せないですよね。

「なるべく喘ぎ声を抑えたいと思っていたんですけど、もともと喘ぎ声がすごい出やすいんです。だから、最近は抑える演技をする努力をしています」

――清掃中に階段や給湯室やトイレでエッチなことをされちゃうんですね。ゆっくりなセックスがよくなってきた理由はなんですか？

「作品が全体的に暗い雰囲気だったんです。照明が明るい現場でエッチをすることが多いんですけど、この作品は場所が暗くて、これまでにはない雰囲気だったから、その淫靡な雰囲気が気持ちよかったんです」

――こういうシチュエーションが現実にあったらやりたいですか？

「やりたいですね」

――その中でも印象残っているシチュエーションではどれですか？

「給湯室です。理由は分からないんですけど気持ちが入ったんです。素で気持ちよかったんですよ。相手は会社員の役で、残業ばかりでイライラしているところ、私を見かけたら、『意外といい体してんじゃん』ってなりエッチなことをされるんです」

――そういう流れは観ている人も興奮します。その場面は必ヌキですね。続いて苦労したり、大変だったりした作品はどれですか？

「大変だったのは『【合宿輪●テロ】モラハラ美人顧問を性奴●にして徹底的に理解（わか）らせたwww 唯井まひろ』と『闇深メンヘラ女が元カレ宅に侵入しこっそり体液マーキング！毎日5時間の逆眠姦 唯井まひろ』かな。『合宿輪●テロ』はスマホで撮影したんです。私はバレー部顧問で態度が大きくて、生徒に厳しいんですよ。だから、生徒が『もう泣かせちゃおうぜ』みたいな感じになり、いろいろとエッチなことをされちゃうんです」

――どこが大変でしたか？

「常に３Ｐや５Ｐと複数人と絡んでいるんです。それに縄跳びで縛られてバレーボールの籠に入れられちゃったり、わかめ酒をさせられたり、特殊なプレイが入っているんです」

――５Ｐは確かに大変です。

「どこを見ていいのかが分わらないんです。『さっきこのチ●チンを触ったけど、こっちのチ●チンも主張している、どうしよう……、どうしよう……。でも、こっちのチ●チンはあまり触ってないな』って、いろいろと考えちゃうから大変でした」

――「チ●チンも主張」っていいですね(笑)。バレーのシーンはあるんですか？

「ちょっと運動しているシーンはあります」

――いろいろと見どころが多そうな作品です。もう１本の『闇深メンヘラ女』はパッケージが不気味です。

「私がフラれちゃった彼氏の家の押し入れに忍び込んで、彼氏が寝るたびに出ていき、全く動かない彼氏にエッチなことをするんです。でも、彼氏はしゃべらないし、動かないんです」

――それは唯井さんも男優も、お互い大変だ。

「相手がお人形さんではないですけど、無言なんです」

――男優はボッキしているんですか？

「ボッキはするんです」

――そこは反応するんだ(笑)。

「私だけがしゃべって、動くから特殊な内容でした。この作品は一時期ネットで話題になったんですよ」

――５ちゃんねるみたいな巨大掲示板ですか？

「X（旧ツイッター）です。やしろあずきさんというウェブ漫画家の方が人にあげた物が映っているって呟いたらバズったんです。監督さんかスタッフさんか分からないんですけど、なにかが書かれている段ボールをスタジオに置いたんです」