――引退作品でVRは珍しいです。

「そうですね」

――どういう内容ですか？

「VRはストーリー性がある内容で、ずっとセフレ関係だった男性がいるんです」

――VRなので、その男性役のイメージはユーザーさんですね。

「私が海外転勤になり別れる話しなんです」

――ドラマチックです。

「台本を見た時から号泣でした」

――実際にAV女優を引退します・・・。

「小説みたいな内容なんです」

――とは言ってもエッチはしますよね？

「これまでの2人の思い出を振り返り、『こういうことをしたよね。楽しかったよね』って、思い出のエッチをするんです」

――ドラマ仕立てだとVRではどうやって再現するんですか？

「相手は寝ていて、私が添い寝しているんです。それでイチャイチャしながら過去のことを話していき、だんだんエッチな展開になるんです。最後は転勤になっちゃうから、『私のことは忘れちゃうのかな？』みたいな感じで、お別れのシーンになるんですけど、そこが現状とフィクションが混ざっていて泣けてきました」

――泣きながらオナニーもできるという。

「そうですね」

――プレイ的にはどんなことをやっていますか？

「プレイ的には結構イチャイチャしています。これまでの作品は責めるか、責められるかが多かったんですけど、最後なので珍しくイチャイチャした感じでプレイしました」

――2人きりの思い出の世界に浸れる感じですか？

「はい」

――VRは蘭々ちゃんがデビューした時は主流作品になりつつありましたが、得意でしたか？

「1人でしゃべらないといけないし、台本を覚えなきゃいけないし、最初は苦手だったんです。でも、最後はVRの方が好きになりました。私のコミュニケーション能力が低いから、脚本があっても話しが分からない方向に行っちゃう時があったり、セリフが男優さんと被った時、『あっ』ってなっちゃうから、VRだとそういう心配事が起こらないんです」

――なるほど。独り芝居でマイペースでできますからね(笑)。しかも、引退作品でVRもできてよかったじゃないですか。

「すごく嬉しかったです」

――そして、DVDも引退作品が出て3本番プラスアルファですか。

「ファンの方にフェラチオ奉仕をしたり、5Pをしたり、デビュー作で絡んだ男優さんと最後の絡みをしました」

――引退作でファンとの絡みもあるんですが、これまでファンはどういう存在でしたか？

「母性のあるファンの方が多かったです」

――主に男性ファンだと思いますが「母性」ですか(笑)。

「私がこういうキャラだから心配になるみたいなんです。『大丈夫？　大丈夫？』って、ファンの方が心配してくれるんですよ」

――分かる気がします(笑)。

「全部を心配してくれるんです。例えば作品でアザができて撮影会に行ったら、『そのアザを見て他のファンの人が引いちゃうから消した方がいいよ』ってアドバイスをくれるんです。マネージャー兼、母兼、父兼みたいな感じで、いろんな面で支えてくれるんです」

――取材をしていると、その雰囲気は伝わってきました。

「めちゃめちゃエロい目線で見ているよりも、心配してくれるファンが多かったです」

――そのファンにフェラチオをするんですね。フェラチオは得意になりましたか？

「最初は得意じゃなくて、他の女優さんと共演していくうちに『こんな技もあるんだ』って勉強して、最後の方はフェラチオが大好きになりました。今回もその技をファンに披露しました」

――それは必見です！　そして、5Pもあるんですか！？

「さっき話した30人中出し作品は素人系男優さんだったんですけど、引退作品の5Pはベテラン男優さんばかりだったので、『AVだ！』って思いながら、激しく、気持ちよくやりました」

――男優が4人いると担当はどうなるんですか？

「1人はフェラチオ、1人はセックス、あと2人は私が両手でチ〇チンを握ったりしています。でも、なにをしてるか分からないくらい気持ちよくなり、記憶が飛びそうでした」