【空想力抜群の少女時代】

　さて、明日見未来さんに色々とご質問する前に「年は取っても地獄耳」との誉れも高い夕やけ大衆オヤジ記者が入手した彼女の簡単なプロフィールをご紹介しましょう。

　先ほども申し上げた通り、身長は170センチ。デビューする前はYo⚫︎Tu⚫︎e⚫︎として絶大な人気を誇っていたようです。

　ちなみにI⚫︎st⚫︎g⚫︎a⚫︎のフォロワー数は14万人！　友達が３人しかいないオヤジ記者からしてみれば、これは天文学的な数字です。

　また、彼女は「マスクYo⚫︎Tu⚫︎e⚫︎」としても活躍していたそうです。

　マ、マスクYo⚫︎Tu⚫︎e⚫︎……？？？

　マスクをした人といえばプロレスラーか銀行強盗しか思いつきません。いったいどんなYo⚫︎Tu⚫︎e⚫︎なのでしょうか？　近くにいた若者に聞いてみました。

「記者さんが考えているような妙なマスクではありません。皆さんが通勤中などにいつもしている普通のマスクです。ちなみに『マスクYo⚫︎Tu⚫︎e⚫︎』には、レオタード姿で運動するなど、ちょっとエッチな動画を流しているYo⚫︎Tu⚫︎e⚫︎もいるんですよ」（近くにいた若者）

　なるほどなるほど。要は「けっこう仮面」（※注：検索）みたいなものですな。お色気たっぷりで、けっこうなことこの上ありません。

　なお、今回の取材では、記者の執念深い聞き取りにより彼女が「なぜ撮影現場まで走ってきたのか」という理由も判明しました。

　実は彼女は学生時代に中距離走の強化選手だったこともあり、走るのが大好きだったのです。決してメロスのようなテンパった状況ではなかったようなので、ご安心を。

　そんな明日見未来さんですが、幼い頃はちょっと人見知りだったそうです。ここから先は、今後の記事にとって非常に重要な部分なので、会話形式でお楽しみください。

ーー幼い頃はどんなことが好きな娘さんだったんですか？

「はい。絵を描くのと、ぬいぐるみと遊ぶのが大好きでした」（明日見さん＝以下同）

ーーほう。ぬいぐるみとはどんな遊びをしていたんですか？

「たくさんのぬいぐるみたちを集めて芸能界のような空間を作って遊んでいました」

ーーえっ！　ぬいぐるみたちと芸能界を？

「そうです。ちゃんと順列を決めて、私はトップの子（ぬいぐるみ）に指示を出したりしながら、架空のドラマを作っていたんです」

ーーなんと……。幼い頃の明日見さんは、ちょっとしたプロデューサー気質があったようですね。しかも架空のドラマを作っていたということから、空想力と物語を作る能力が非常に長けていたことが窺えます。素晴らしいにもほどがあります。

　ちなみにぬいぐるみではなく、ご自身に対してのプロデュースのほうはどうだったんですか？

「小さい頃から陸上に打ち込んでいたので、セルフプロデュースはあまりしてこなかったんです。でも、ファッションは好きでしたよ。今はボディラインを意識したお洋服を来ていますが、昔はボーイッシュな青文字系（ストリート系）のファッションをしていました。あの頃は本当に陸上中心で生活が回っていたんですよ」

　そんな明日見さんが破瓜を迎えたのは高校３年生のとき。イマドキの嫁入り前の娘からすれば、やや遅い感もありますが、これも真剣に陸上に打ち込んでいたなによりの証拠といえましょう。

　果たして、相手はどんな男子だったんでしょうか。

「ぬいぐるみのメンバーでいえば完全に『脇役キャラ』でしたね。当時の彼は全然、人気者ではありませんでした」（明日見さん）

　古来より「男は顔じゃない」とはよく言ったものですが、ここで特筆すべきは、やはり彼女のプロデューサー的手腕。

「もちろん、彼のほうから私に告白するように仕向けました」（前同）

　げに恐ろしきは女性の艶技。もはや我々男たちは天を仰いで念仏を唱えるしか、なすすべはありません。

　かくして陸上少女は心身ともに大人の階段を上っていくのでありました。

　さて、本来なら、ここで「めでたしめでたし」と終わるところですが、若かりし頃から「納豆」の異名を持つオヤジ記者が、ここで引き下がるはずもありません。執拗なまでに粘りついて、元カレも知らない明日見さんの性癖をエグりだして参りました。さらに続きをお楽しみください。