Catch Up
キャッチアップ
夕やけ大衆の読者の皆さん、スケベ漫画家・成田アキラでございます。
前回は、世の中が世の金持ちたち、いわゆる「グローバル資本」に踊らされて、「幸せ」や「楽しさ」を勘違いして、お金を消費させられているんじゃないかという話をした。今回もその話の続きをしてみようか。
この間はワシも「グローバル資本」の企みや、「幸せ」や「楽しさ」は気の持ちようだと気づいてから、乗る車が変わっていったと書いたけど、変わったのはそれだけじゃなく生活全般において様々なものが変わっている。
例えば服もそう。これからのワシはブランドの服なんかをわざわざ買って着るようなことはしないだろう。そもそもブランドの服自体、流行というものに乗っかって作られ消費されるモノだから、そんなものばかり買っていたら「グローバル資本」の思うツボだ。
考えてみれば、体の一部を隠すとか温かいなんて機能は安い服でも古着でも変わらない。ただカッコイイと思われたいとか自分が他人と違うと思われたい、みたいな気持ちの問題でしかないんだよね。
服を着て幸せになりたかったら、自分なりの価値を服につければ良いんじゃないかな。「これは一生懸命見つけたお気に入りの服」だとか「好きな人からもらった服」、「大事な試験に合格したときの服」という感じにね。「彼女に編んでもらった服」なんてのだったらブランドの服なんかより、着ていてずっと幸せな気分になるはずだ。
他にも生活において変わったといえば、海外旅行。ワシは海外旅行が昔は大好きだった。むしろ一番の幸せくらいに思っていた。それがいまではまったく行かなくなった。
もちろん海外の違う文化に触れるのはいまでも大好きだ。でも、ものすごいお金をかけて現地に行かなくてもいいんじゃないかと思うようになったんだ。その理由がテレビ。ドキュメンタリーのような番組で、キレイな映像で海外の色んな場所や自然を紹介するようなのがあるでしょ。ああいうのを大画面で見ていれば、ワシは幸せな気分になれることに気づいてしまったのだ。なにも飛行機に乗って時間を掛けて行かなくても、ワシの心がテレビの映像でしっかりと感動してくれるのだ。
もちろん、心が満足したり感動したりは人それぞれ。ブランド服でなきゃダメ、現地へ行かなきゃダメって人もいるだろう。そこは身近な、自分にとって置き換えられる部分から生活を少しずつ変えていくのがいいんじゃないかな。
ここ何年かでワシは食べ物に関しても大きく変わった。健康のことを考えて、加工食品を食べなくなったんだ。加工食品というのは、ハムやソーセージみたいにもともとの食品に薬品などが混ぜてあるもののことだ。ああいうのには防腐剤とかがたくさん入っているから体には良くないと思うんだ。肉類もほとんど食べなくなった。牛でも豚でも大量生産する肉は、育てる最中や食べさせる飼料にも抗生物質や薬品が使われているからね。
だから最近食べているのは焼き魚、刺身、野菜の煮付け、ひじき、昆布、ちりめんじゃこ、なんてものばかり。
でもね、こだわりは必要だけど、手を抜けるとこは抜くのも必要。だからワシは毎食、食い物はスーパーのお惣菜を買うことにしてるんだ。食べたいものを食べたい量だけ摂ることができるからね。
ワシは、そんな食事を一日一食しか食べないんだ。
一日一食だけだと腹減ったなんて感じるんじゃないかと思うでしょ? それがわりと大丈夫なのだ。
朝起きて仕事場へ行く。それでお腹減ったらスーパー行って食べ物を買う。だいたいいつもそれが午後3時くらい。大体、食事は朝昼晩と食べなきゃいけないわけじゃない。お腹が減ったら食べるのが健康的だと思うんだ。
そして食事を食べるときは一時間くらいかけて、ゆーっくり噛みしめて食べる。それで大体満足しちゃう。
ただ、どうしてもそれ以外にもなんか食べたくなってしまうときがある。そういうときはコンビニ行ってアイスクリームを買ってきて食べるんだ。ホント、アイスクリームも加工食品だから食べたくないんだけども、あまり自分の行動に厳しくルールを作りすぎるのは気持ち的に良くない。何よりも楽しくないし幸せな気分になれない。
やっぱり何事も、まずは自分が「楽しさ」や「幸せ」を感じられるのが大切だからね。
成田アキラ先生プロフィール
- 成田先生ブログ
- http://blog.livedoor.jp/naritaakira/
- 成田先生Twitter
- @hifuuyoyonarita