たとえどんなに時代が変わっても、決してなくならないであろう男女の性愛の形が不倫です。いわゆる「道ならぬ恋」は江戸文化の「心中モノ」を始めとして、様々な演出方法で現代に受け継がれてきました。

そういえば、どこぞの俳優さんが「不倫は文化」などとおっしゃったのも記憶に新しいことと思います。いわば不倫は日本人のカルチャーのひとつといっても過言ではありません。

当然、そんな文化を受け継いだジャンルがAVにもあります。AVに於ける不倫モノは大別すると、ドラマティックに見せる作品とドキュメント形式で見せる作品の２つに分かれますが、AVの醍醐味はやはりセックス。今回、シコシコ先生がご紹介する作品はドラマ形式でありながらもドキュメンタリーテイストを兼ね備えた秀作中の秀作です。

その作品とは人気女優・山岸逢花様主演の『妻と倦怠期中の僕は逢花（義妹）に誘惑されて何度も、何度も、中出しをしてしまった・・・』（プレミアム）です。

さて、不倫モノで最も大切なのは女優のキャスティングと演技力です。誰が見ても不倫しそうな発情感満載の女優さんが演じても、イマイチ感情移入しづらいものがありますし、さらにその方が演技が下手だと何もかもが丸つぶれになります。こうなってくると、心もペニスもドン引き。勃つものも勃たなくなります。

その点、山岸様は見た目はまったくスケベそうではありません。むしろエロとは無縁の風情すら漂わせています。そんな女性が道ならぬ恋に走るから見る者に官能的な衝撃を与えるのです。

しかも山岸様は演技力も抜群な上に、虫も殺さぬような顔をしながらフェラも腰使いもイヤラシイことこの上ありません。

しかもセックスがオール中出しなのですから、あまりの背徳感に純朴なシニアは全員、腰が抜けそうになってしまいます。

それも妻の妹である山岸様が姉の夫にせがんでの中出しですからタダゴトではありません。

内容は妻と倦怠期まっしぐらの男が妻が一人旅に行ってる１泊２日の間に妻の妹とやりまくるという設定。義兄と義妹と限られた時間の中でお互いの思いの丈をぶつけ合います。逢引の舞台はシティホテルなのですが、義理の兄と妹は美味しいワイン片手に優雅に喋ってる時間など無駄と言わんばかりに貪り合うのです。

その姿はおそらく、実際不倫してる人ってこうなんじゃないかと思えるほどです。

ここで素晴らしいのが山岸様のリアリティ溢れる演技。禁断の恋を軽々しく演じるのではなく、姉の旦那を愛してしまったと言う背徳感をしっかり背負って演じ切ってます。

もちろんセックスも濃厚そのもの。挿入中もお互いに愛の言葉を発し、互いの性器をまるで宝物のように愛で、そして感情が極限まで高まり精液の交換だけでは物足りなくなった２人は、ついには唾液の交換をしながら愛を確かめ合うのです。

これを単なるアダルト作品として鑑賞して遺憾でしょう。本作は最高の女優と最高のストーリーが兼ね備わった令和時代の新感覚不倫ドラマです。

【今回ご紹介した作品はコチラ】

『妻と倦怠期中の僕は逢花（義妹）に誘惑されて何度も、何度も、中出しをしてしまった・・・』（プレミアム）

【新シコシコ先生プロフィール】

初代シコシコ先生から『シコシコ先生』の名代を継承するが、普段は出版社に勤務するごく普通のサラリーマン。50歳を過ぎ、第一線を外れた窓際社員だが、AVのことになると俄然、やる気を出す。会社や家族の関係で正体は秘密だが、自宅にAV部屋があるほどのスキモノで、これまで見たAVはゆうに５０００本を超える。熟女や人妻が大好物で現在のお気に入りは山岸逢花。