なぜ、薬物セックスは、人間を変えるのか？

「アチコチでハメまくっているんだけど、女の子はすぐに失禁しちゃうんです。クンニされながら漏らしたり、バックから入れられている最中、ドボドボ滴らせたり……。でも、男も女も、そのことに気づいてなくて、気にしてもいない。女の子たちも呂律の回らない口調で“ひぃもちいい～！”とか“らめええ～”とか甲高い喘ぎ声で叫んでいました」（前同）

　まさに理性は完全に崩壊し、半開きの口、白目をむいた瞳など、それは人間の姿と思えなかった。驚いたのは、挿入がエンドレスに続くことだったという。

「私は４０代半ばのオジサンにヤラれていたんですけど、ペニスは半勃ちなんです。柔らかいままアソコに入れて、腰を振るだけ。でも、射精するみたいな形相で、悶えまくって……途中で失神してしまいました。それでも１～２分後、意識を取り戻すと、またセックスを再開するんです」（同）

　Ｋさんには苦痛でしかなかったが、「キメている女の子たちは、ペニスがちょっと入っているだけでも、アヘアヘして、イキまくっているんです。あの光景も怖かったです。中にはアソコと口にペニスを入れたまま、まったく動いていない女の子もいて、死んだんじゃないかと焦りましたよ……」（同）

　一番おかしくなっていたのは、２５～２６歳のモデル風の美女だそうで、「薬物って血液に入れて気持ちよくなるものだから効果ないと思うんだけど、白い粉を自分のアソコにこすりつけて、オナニーしていて。そのやり方が異常で、オマ○コの中に指を突っ込んで、めちゃくちゃにかき回しているんです。まさに廃人でした」（Ｋさん）

『ヤバい現場に取材に行ってきた！』（彩図社）などの著作があるルポライターの石原行雄氏によると、「薬物中毒者に取材したことがありますが、薬物をやると、すべての感覚が過敏になるそうです。ただの蛍光灯の光も眩しくて仕方なく、ちょっとした物音にも過剰に驚いてしまう。それでいて、その音がすごくドラマチックにも聞こえて、興奮するそうです」

　五感が異常なほど研ぎ澄まされ、セックスも凄まじい快楽になるという。「特に粘膜は最も過敏になり、男性は亀頭が膣粘膜に触れるだけで、射精時のドクドクとした快感が延々とあるそうです。だから耐えられず失神してしまう。でも、射精はしないから、何度もセックスができてしまうんです」（石原氏）