――どこかで演技の勉強をしているんですか？

「ワークショップに通ったりもしていますし、初対面の人とパッと話せる訓練のために、1人で飲みに行き、そこにいる人たちと話しています。初対面の人と親しげに話せる意識をつけているんです」

――元々、そういうトーク力はありそうですけど、得意ではないんですか？

「1年前から話すことは得意だったんですけど、この1年で意識して話すことを覚えました」

――それは分かります。ちゃんと相手を意識して話すことは重要です。

「自分で力を入れてしゃべることを意識しています」

――ドラマだと、それをさらに意識して話さないといけないですからね。

「自分の声がどういう声質で、どのくらいの音量なのか意識しています。昨日もドラマ作品を撮ってきたんですけど、怯える役だったので、自分の感情をどれだけ出せられるかチャレンジしてきました」

――向上心の塊ですね。

「いや、いや」

――その謙虚さも美しい。そこでデビュー1周年を迎えたのでこれまで出た作品から2本、そしてデビュー1周年記念作品を1本。合計3本深掘りしましょう。

「やっぱりデビュー作と、私の真骨頂的な話になるとごっくん作品になるのかな」

――そうですよね。では、1年経ってあらためてデビュー作を振り返りますか。北海道からやって来たなにも知らない美少女でした。ファンからはどんな感想がありましたか？

「デビュー作を観ながら生配信をしたんです」

――いい企画ですね。

「そこでファンの生の声が聞けましたけど、マジックミラー号の中のシーンがよかったという人もいれば、初脱ぎがよかったという人もいて、感想はまちまちでした」

――初脱ぎは初々しいからAVファンはみんな大好きなんです。

「そうなんですね。私はその中でもマジックミラー号のシーンが一番好きでした」

――マジックミラー号に興味津々でしたからね(笑)。あれから1年経ち成長しましたか？

「この間、久しぶりにデビュー作を観たんですけど、いまと全然違うなって思いました(笑)」

――どこが変わりましたか？

「まず、体つきが違うんです」

――いまは見せる体ということを意識しはじめましたか？

「ヤセるというよりは筋肉を付ける方向にいきたいんです。デビュー時と鎖骨が全然違っていて、社交ダンスをしているからいまは鎖骨が出ているんです。胸が前に出ている外国人寄りの体になってきているんです」

――鍛えていますからね。

「デビュー当時は街中にいそうな女の子でしたけど、いまはAV向けの体になってきています」

――自分で鍛えたり、意識したりしているからですか？

「みなさんに裸を見てもらっているからというのもありますね」

――プロ意識が素晴らしいです。それは何作目くらいから肉体改造をしないといけないと思ったんですか？

「デビュー作を撮り終えた瞬間からです」

――早い！

「デビュー作の映像を観たら、すごく自分の体と作品に納得がいかなかったんです」

――デビュー作から売れまくったのに、自分に厳しい(笑)。

「もちろん周りの反応はよかったので、『そういうものなのなのかな』って思いました」

――自己評価と他人の評価のギャップは難しいところです。

「デビュー作を撮った時でさえ、ダイエットをし終わったばかりなので、私は『ダメだな』と思ったんです」

――いまはそこからさらに引き締まったわけですね。エロ度に関してはどうですか？

「性欲は元々、強かったんです」

――デビューインタビューでも言っていました(笑)。

「それがAVデビューしてさらに強くなりました(笑)」

――素晴らしい！　どこか開発された部位はありますか？

「舐められることが苦手だったんですけど、乳首もアソコも舐められて感じるようになりました」

――舐められるのはどうして苦手だったんですか？

「自分が体液フェチなので相手を舐めたり、相手から分泌されたものを飲んだりするのは好きなんですけど、自分の体を舐められたり、分泌されたものを飲まれるのはすごく苦手でした。でも、作品を重ねるうちに開発されました」