敷居の低いパパ活から売春へ

　そういったリスクも踏まえて、パパ活で稼いでいるお堅い職業婦人もいる。「女性にとってパパ活のいいところは、自分で相手を選べるところ。また、勤務時間もサービス内容も決まっていません。運がよければ、30分でサクッと終わらせることができますからね」（同）

　一口にパパ活といっても、必ず性的な行為が伴うわけではない、食事を一緒にするだけのデートで５０００円程度を支払うような、ライトなおつきあいを望む男性も多いという。

　パパ活をしている、とある県議の女性秘書のケースは、こうだ。

「最初は５０００円や１万円で満足できていたのに、男性からの“大人３（３万円で性行為）で、どう？”という誘いに乗ってしまい、その手軽さに味をしめた。　それからは好みの男性に、自分から“大人の誘い”をするようになったということです」（夕刊紙記者）

　総務省が発表した、昨年の地方公務員。そのうえ、平均給与は月額35万円。けっして、低い金額とも言えないが、その懐事情にも変化がある。

「大都市圏の公務員が平均給与を引き上げていますが、地方であれば、年収３００円台はザラ。そのうえ、年齢昇給もない非正規の公務員が爆発的に増加しているんです。今や公務員の５人に１人が非正規で働いていて、その４分の３は女性なんです」（経済誌記者）

　公務員の女性が風俗を兼業とするのは、不安定な時代の象徴かもしれない。今日も人知れず、定時を過ぎて、足早に歓楽街に向かう女性たちがいる。