【ついに目覚めた！　白木優子さんの中の魔性】

さて、神がかり的なデビューを果たし、マドンナ専属100作品という偉業を成し遂げた白木さんですが、実は彼女のAV史の中に女優としてのスタイルを大きく変えた作品があると言います。

白木さん、それはいったいどのような作品なんでしょうか？

「こちらです」

『ドM一家の嫁　白木優子』（マドンナ）

ドシーーッ！　なんちゅうオゾマしいタイトルなんでしょう。

すでにパッケージだけでも白木さんがどのように変わったのかが、手に取るようにわかる作品です。

「実はこれまでの作品までは、どちらかというと私が凌辱される作品が多かったんですが、この作品で“私にもSができる”ということがわかったんです」

いやはや。SはSでもこりゃ完全にドSですな。まずもってして、これまでの作品とは「目」が違います。白木さんたら瞳の奥からドSの光を放っているではありませんか。この光は間違いなく「ガチ」のSです。

しかも、よく見ると尻の下と足元にも「かなり様子のおかしいモノ」が敷かれています。

ここまでくると記者には天邪鬼を踏みつける不動明王にしか見えません。

ちなみに白木さんは、この撮影でいったいどんなことをしたんでしょうか？

「はい。嫁として旦那の家族を全員、『忠実な犬』にしてやりました。男潮を吹かせたり、アナルに薔薇を刺したり……、そうそう、この撮影では生まれて初めて『ペニバン』を使いましたね。楽しかったなぁ。めちゃくちゃに腰を振ってやりましたよ」

あわわわわっ！ 美しい顔をしてなんて恐ろしいことを。つまり、この作品を皮切りに白木さんの中の「新しい人格」が動き出したということですね？

「そういうことになります」

しかし、そうかと思えば近年の作品は、まるで芸術映画のようにヒューマニズムに溢れ、観る者に深く考えさせる内容になっています。

例えばこちらの作品です。

『人妻の告白～誰にも言えない秘めた性欲と懺悔～白木優子』（マドンナ）

内容は自分の中にあるもう一人の淫乱な自分に悩む主婦の葛藤を描いたものですが、先ほどの『ドM一家の嫁』とはすでにパッケージからしてお顔が違います。とても同じ人物とは思えません。

そもそも瞳の奥にあれだけギラついていた「ドSの光」が嘘のように消えているのではありませんか。

白木さん、これはいったいどういうことなんでしょうか？

「たぶん、私の中に全然違う私が何人もいるんだと思います」

嗚呼、なんて不思議な話なんでしょう。作品の内容そのものではありませんか。

いやちょっと待ってください。ひょっとしたら、白木さんは撮影のたびに「新しい人格」が生まれているのかもしれません。

だとしたら彼女はもはや、100種のエロスを持つ万能の神。

きっと白木さんの100作品の全てを観賞したら、お遍路さんと同じ効果があるに違いありません。

次のコーナーではいよいよ白木さんの記念すべき100本目の作品を観賞したいと思います。