【シニア記者の独り言】

これは極めて私的な話ではありますが、50歳を超えたあたりから「関西の娘」に並々ならぬ興味を持ち始めるようになってしまいました。

確かに洗練された東京娘にもカリ首がよろめくことが多々あるのですが、どうも関西娘にはソレとは違った魅力を感じてしまうのです。

いったいどうしてなのかを熟考した結果、最近、薄ぼんやりとわかったことがあります。

それは「ひょっとしたら関西娘は年寄りに優しいのではないか？」という幻想です。

中高年の皆様なら薄々感じているとは思いますが、この年になると普段の行動自体がボケはじめてきます。

例えば、普通に道を歩いていてもバナナの皮で滑ってみたり、散歩中に飼い犬に吠えられて肥溜めに落ちてみたり、電車の中でつり革に捕まろうとしたら急ブレーキがかかって転げ回ってみたり、重たいものを持ち上げようとしたら屁が出てズボンが破れたりと、枚挙にいとまがありません。

実際、世の中の滑稽なシーンの８割がオヤジで構成され、残りの２割が年寄りと動物で構成されているのが現状です。

その上、悲鳴までもが「オタスケ～」とか「おわっち」とか「ドシーーッ」などと、漫画のような叫び声を上げるのですから始末に負えません。

さらにタチが悪いのは「このカニ食べてもいいカニ」などと、勝手に口からオヤジギャクを垂れ流してしまうことです。

自分で書いておいてなんですが、ここまでくると絶望的です。

そこに加えて、さらに絶望的なのは、この一連の行動を若い娘に「スルーされること」です。

たった一人で南極よりも寒い状態でいるのは老体には耐えられません。

その点、関西娘は、なにかしらの「ツッコミを入れてくれる気がする」のです。

少なくとも「なんでやねん！」くらいは言ってくれそうな気がします。

実はこのたび、今年の６月にデビューしたばかりの素敵な関西娘に取材ができるチャンスに恵まれました。

果たして、この娘はシニア記者に優しく接してくれるのでしょうか。

続きをお楽しみください。