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【塩見彩さんのMへの目覚め】
塩見さん。
「はい、なんでしょう」
いよいよ本題のほうに入らせていただきます。
「どうぞ」
結局薬局、塩見さんがマゾに目覚めてしまったきっかけはなんだったんでしょう?
「一番最初は自転車に乗っていて、電信柱に思い切りぶつかったことが原因でした」
なんと。それはいわゆる交通事故ですよね。
「そうです。でも、私にとってはただの交通事故じゃなかったんです」
と、申しますと?
「ぶつかった瞬間に自転車のハンドルが思い切りみぞおちに入ってしまったんですよ」
ひっ! 確かにただの交通事故じゃありませんな。胃液を吐くほどの交通事故です。
その事故で塩見さんはどうなってしまったんですか?
「どうなったもなにも、その衝撃がすごく気持ち良かったんですよ」
なんと……。返す言葉がありません。
それでは「ハンドルみぞおち強打事件」が塩見さんにとってのマゾの始まりだったというんですか?
「はい。おそらくそうです。それ以来、自分で自分を痛めつけるようなことばかりをしてました」
自分で自分を……ですか? 例えばどんなことをしたんですか?
「はい。2段ベッドの上から背面跳びしたり、自分で自分の体を柱に打ちつけたりしてました」
オ、オゾマシイ……。まるで小さな江頭2:50さんです。
その後の塩見さんは、どんな大人に成長していったんでしょう?
「自分ではあまり覚えていないんですが、彼氏に『首を絞めて欲しい』と懇願するようにな娘になっていったようです」
それはかなりエゲツない性癖ですな。
「うーん。でも、その頃はまだ性癖としてのマゾには気づいていなかったんですよ」
そうなんですか! だとしたら少女時代までの塩見さんは、ただの様子のおかしい変わった娘でしかありません。
いったい塩見さんはいつマゾが性癖に付随するものだと気がついたんですか?
「だいぶ大人になってからですね。性的な欲求としてのマゾに初めて気づいたのは女王様に『腹パン』された時だったと思います」
ちょ、ちょっと待ってください。こんなに可憐な塩見さんが、どうして女王様と巡りあったんですか? まさか例のキックボクシングですか?
「キックボクシングは関係ないです。ある日、友達がSMバーで働くことになって、そこに遊びに行ったんです。そしたら女王様がいて……」
それで腹パンですか?
「そうです」
で? その腹パンを喰らって性的なマゾに目覚めたと?
「そうなりますね。私、痛いことが好きみたいなんです」
なんということでしょう。すごい方がAV界に入ってきたものです。
次は塩見さんのこの性癖を踏まえて、彼女の「デビュー作」を味わってみたいと思います。
いよいよクライマックスです。
続きをお楽しみください。
淑やかな塩見さんの壮絶なデビュー作【夕やけ美女通信】塩見彩さんの巻