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本誌再録

目の前でオナニーをして…

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目の前でオナニーをして…

 1年ぶりのエッチをいろいろと妄想したのは彼も同じ。Tさんはネット通販で買ったエロチックな下着を持参したのだそうだ。「それがね、恥毛も見えるスケスケの黒いパンティと乳首が見える赤いスリップだったんです(笑)。恥ずかしかったけど、思いきってつけて彼の前に出ると、彼は目もアソコもギンギンになっちゃって。私も変な気になって、お布団で股を広げて、彼の目の前でオナニーをしたんです。まあ、1年に1回のことですからね。これぐらいのハレンチは許されますよね」

 自ら会いに行った鈴香さんとは逆に、彦星が天の川を渡ってくるケースもある。結婚4年目の西村奈緒さん(36)は、年に1回、彦星の訪問を受けるという。「独身OLの頃に交際していたAさん(42)という元上司で、社内不倫をしていたんです。でも、彼のことを愛していたし、セックスの良さも彼に教えてもらったようなものでした」

 ところが、Aさんの奥さんに2人の関係がバレて別れることに。その後、彼は北海道支店に転勤し、彼女もその2年後に結婚した。Aさんから「出張で東京に行くから会わないか」と連絡があったのは一昨年の秋だった。

 彼女は夫と仲が悪いわけではなく、セックスもそこそこしている。肉体関係を復活させるつもりはなかったが、彼に「昔と全然変わらない。きれいだ」と言われると、気持ちがぐらついた。手を引かれるようにホテルに連れ込まれると、理性に反して体が反応した。「キスをされて胸をまさぐられると、気持ちも体も何かとろけてしまって……」

 昔と同じように唇で真珠の皮をむかれ、白い肉芽を舌先で巧みに攻められると、髪を振り乱し、下半身は太ももまでグッショリになるほど濡らしていた。「もう入れて!」と、はしたない言葉を叫び、インサートを自ら求めたのだが、彼の腰遣いは彼女の快感スポットを的確に攻めた。「下から突き上げる腰の動きをされると、体にしがみついて……彼の動きに合わせてました」

 夫とのセックスでは得られない快感で「自分でも何度昇りつめたか分からない」ぐらい良かったという。「終わった後も、しばらく頭がボ~ッとしていて……あんなの久しぶりでした」

 Aさんとは今年の秋も会う予定だと話す奈緒さん。「だってぇ……夫には申し訳ないけど、夫の1年分より彼の1回のセックスのほうが気持ちいいんだもの」 言い訳をするように話す奈緒さんだが、これが年1回の“ごぶさたセックス”の怖さかもしれない。

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