繰り返しの愛撫が女性を開発

こうした部分を攻めるときは、里奈さんの彼氏のように、女性が逃げようとしても多少強引に押さえつけて、愛撫を続けてあげることがポイントのようだ。
さらに、性的興奮とは無関係に思われる、腋の下や足の指という体臭が強い所も性感帯になる。

歯科衛生士の奈々美さん（３０）が、足の指と指の間を舐められる喜びを語る。
「以前つきあっていた男性が足フェチで、ストッキングフェチだったんです（笑）。２回目にエッチしたとき、ベッドに座った私の足下にひざまずき、ストッキングをはいた私の足を持って舐め始めて……。“ダメェ。汚いから”と言ってもきかず、しまいにはストッキングごしに足の指を一本一本しゃぶるように舐めて……」

最初はこそばゆさを感じていたが、ストッキングを脱がされ、指と指の間を今度はダイレクトに舌で舐められると、体が火照り、太ももに愛液が垂れるほどになっていた。
「指の間をヌルヌルと這い回る舌がすごくイヤラしくて、“もういいや。好きなようにして”と開き直った途端、体がとろけそうになるくらいの快感がきたんです」（前同）

人妻の和美さん（３６）は、結婚前に夫と同棲していた頃、腋の下の性感に目覚めたという。
「腋の下って臭いも毛も気になる部分でしょ。だから、初めてここを舐められたときは、“ダメ、イヤ！”と抵抗したんです。ところが、夫は腋を閉じようとする私の手を掴んで離さなくて」
当時、和美さんのご主人は口ヒゲを生やしていた。
腋の下を口で攻められると、その口ヒゲが当たって、臭いを嗅がれているような羞恥心を強く感じた。

「でも、“普段から何でも受け入れてくれるこの人になら、全部さらけ出せちゃえ”みたいな気持ちが出てきて、多分、それが快感に変わった理由だと思います。なので、結婚後に夫が口ヒゲを剃ったときは少し残念でした（笑）」
女性に「この人になら、恥ずかしい部分をさらけ出してもいい」と思わせるのも、ポイントのようだ。
体の中には、そもそも「生物的に快感を感じる部位」もある。おいしいものを食べたときに、“幸せ～”となる口である。
実は、口や舌が感じるという女性は、今回の取材で非常に多かった。