【日乃ふわりさんの好きな男性のタイプと性の目覚め】

　さて、見た目によらず、意外と無頼派だったことが判明した日乃さんですが、ここからは、彼女がいったいどんなタイプの男性に心と乳が揺れるのかを聞いてみたいと思います。

ーーということで、日乃さんの好きな男性のタイプを教えてください。

「そうですねぇ。中学生の時までは顔で選んでいましたけど、大人になってからは、その男性の持つ雰囲気に惹かれるようになりましたね」

ーーと、申しますと？

「どんなものかと聞かれても、具体的にこうだって言うのは難しいですね。うーん。たとえば匂いですかね」

ーーほう。どんな匂いが好きなんですか？

「爽やかで甘い匂い……かな」

ーーなるほど。まったく検討はつきませんが、オヤジが発する匂いではないことだけは確かです。

　で、体型的にはどんな男性が好きなんですか？

「それは何歳ぐらいの設定ですか？」

ーーじゃあ、せっかくですから夕やけ大衆の読者と同じオヤジ世代にしましょう。

「それなら、ちょっとふっくらした人が好きですね」

ーーノリスケぐらいですか？

「だ、誰ですかそれ？」

ーーサザエさんの親戚です。波平の甥ですな。知りませんか？　ノリスケ。

「ああ、その方なら知ってます。でも、あれっぐらいじゃあ全然、ふっくらしているとは言えません」

ーーじゃあ、日乃さんのいう「ふっくら」ってどんなレベルなんですか？

「うーん。自分の力で動けないような人じゃなければ、いいんじゃないでしょうか」

ーーそれはもはや「ふっくら」ではなく病気です。大至急、医者に見せなければならないレベルです。

「そうなんですか！」

ーーそうです。ところで、そんな病気寸前のオヤジにまで好意を抱いている日乃さんの性の目覚めはいつ頃だったんでしょうか？

「小学校高学年ぐらいだったと思います」

ーーほう。いったい、その頃の日乃少女にナニがあったんでしょう？

「お母さんが留守の時に居間に行ったら、お父さんがパソコンでAVを鑑賞していたんです。それが初めての大人の世界との出会いです」

ーーがーん！　娘が在宅中に家族の誰もが使う居間で堂々とAVを観賞しているなんて、なんて極道なお父様なんでしょう。

　もしかして、その事件以来、日乃さんもAVに興味を持つようになったんですか？

「はい。自らパソコンでAVを検索するようになりました」

ーーまさか、それは……。

「はい。居間のパソコンです」

ーー嗚呼、なんということでしょう。かくして日乃家では居間のパソコンを巡り、父と娘との無慈悲な骨肉のバトルが繰り広げられたのでありました。

　次はいよいよ、父との死闘を勝ち抜いてきた日乃ふわりさんの出演作品を観ていきたいと思います。