【木村穂乃香さんのデビュー作】

さて、まずはファンタジーの世界から現実の世界にやってきた木村穂乃香さんのデビュー作のパッケージを改めてもう一度見てみましょう。

『イイオンナの方程式　綺麗×上品×妖艶＝木村穂乃香　34歳　AV Debut！！』（マドンナ）

御本人からいろいろとお話を聞いたあとに見ると、初見とはまったく別物として見ることができるのではないでしょうか。

そこには、単なる美しき高嶺の花ではなく、新しい世界に34歳にして飛び込んできた、喜びと躍動感に満ち溢れた女性が写っていると思います。

ところで木村さん。

「はい。なんでしょう？」

このデビュー作で「例の念願」は叶ったんでしょうか？

「セックスでのオーガズムですよね。はい。叶いました。しかも最初のセックスでいとも簡単にイッてしまったのでびっくりしました。実は直前までセックスでイケるかどうかは半信半疑だったんですよ。私の周囲もセックスではイッたことがないという女性ばかりでしたし、AVで他の女優さんがイッてる姿をみても半分は演技だと思ってましたから（笑）」

なるほど。初めて男根でイッた時は、やはり嬉しかったですか？

「いえ、それが嬉しさよりも、恥ずかしさのほうが勝ってしまって……。何かこう、罪悪感のようなものまで感じてしまいました」

まるで初体験を終えた瞬間の処女ですな。まさにこの瞬間が木村さんが本当の意味で「大人の階段」を上り始めたスタート地点と言えるでしょう。

ちなみに記念すべき「初チンイキ」はどんな体位だったんですか？

「それがとっても衝撃的な体位だったんです。名前はわかりませんが正座をした状態で後ろから突かれる体位だったんですが、あんなに気持ちがいい体位は初めて経験しました」

ほう。これですな。なるほど……。我々中高年も後学のためにこのシーンは繰り返し観ないといけませんな。

うーん。しかし、なんですなぁ。

「えっ！　何か変なところがありましたか？」

いえいえ。変なところどころか、木村さんは凄まじいイキ方をする方だったんですね。

「ええっ！　どんなイキ方ですか？」

いやはや、どんなも何も、木村さんたらイッた瞬間に呼吸が止まる「無呼吸型絶頂スタイル」ではないですか。

「えっ……、他の人は違うんですか？」

オーガズムは十人十色、千差万別ですが、私にとっては「無呼吸型」は最もイヤラしいイキ方です。

「そうなんですか！　ありがとうございます。でも、どんな風にイッていたかはまったく覚えていないんですよ」

ほう。つまり木村さんはオーガズムの瞬間に意識がぶっ飛んでいたわけですな。ますますエロいです。エロいのにもほどがあります。

次のコーナーではこのインタビューの締めくくりとして「初チンイキ」を経験した木村さんの心とカラダがどのように変わったのかを２作目の話と合わせてお伺いしてみましょう。

お楽しみください。