続いてはSugarさんの『ウエディング・ベル』です。

くたばっちまえ！あーめん！！

こちらの曲は先ほどのものとは違い、こわい女の感情がかなり前面に出ているのでこわい女初心者の方でも楽しめると思います。

Sugarは女の子3人組のコーラスグループなので、ふわふわとしたお菓子のような甘くてかわいく美しいコーラスで歌われる皮肉や嫌味たっぷりの歌詞がたまらなく良く、わたしが昭和歌謡にハマり始めた頃にこの曲と出会い「昭和ってスゴイ！！！」と鼻血が出そうになりました。

さて、曲はいきなり3人のきれいなコーラスから始まり静かにオルガンの音が聞こえてすぐに結婚式の情景が思い浮かびます。

そして、

『この人ねあなたの愛した人は(初めて見たわ) 私が方がちょっときれいみたい(ずっとずっときれいみたい)』

ですよ！！！

間違いなく会場でこの女が一番可愛いんでしょうね……。だけど同時に間違いなく会場で一番綺麗なのは“あなたの愛した”花嫁さんなんです。

この曲はよく、元恋人が他の女性と結婚することになりその結婚式に呼ばれた女が皮肉たっぷりに歌っていると言われますがわたしはもう一つ可能性があると思っています。

この女は結婚する男性と恋人でもなんでもなくただのセフレで、ただのセフレなのに付き合って結婚するんだと信じ切っていた女が勝手に裏切られ勝手に恨んでいるものすごくこわい女だということです。

おそらく『お化粧する娘はきらいだなんて あのやさしい瞳はなんだったの』はベッドの上の会話ですし、『そうよもうすぐあなたは私を見つけ 無邪気にほほえんでみせるでしょう』のあたりから察するに彼もいわゆるメンヘラ製造機のような男だったのでしょう…。

というか元カノも嫌だけど元セフレを結婚式に招待する男やば！？！女もこわいけどこの男もこわいよ～！！くたばっちまえ～！！！！えーん！！！

とこの曲を聴くたびにいろんな感情が爆発して毎回こうなってしまいます。

本当はもっとこわい女が登場する昭和歌謡があるのでもっともっと紹介したいのですがそろそろ新作のお話に移ろうと思います。