• 「若い頃は受け身、今になってやっと少しずつして欲しいことを言えるようになってきた、なろうとしているところ。」（40代、専業主婦）
• 「安心感のあるパートナーと、嘘をつかないセックスが出来る。若いときは、違和感があっても言えなかった。」（40代、専業主婦）

自らの主張や好みを口にすることが出来れば、より自分の快感にコミットしたセックスが出来るようになるのは当然のことです。また、

• 「若い頃は中イキ知らなかったし、セックス上手いひとともしてなかった。今は中でいけるし、色々体験して、どういうセックスがしたいかわかってるから、それができる人を選ぶこともできている。」（30代、介護士）
• 「若い頃、出会い系ばかりで、自称Sなオジサン方を相手にしていたので、電マとかローターとかおもちゃ頼み。正直、イクとか、わからなかった。今は奥から気持ちいいし、玩具ない方が楽しめてるように思う。ただ、年とると、相手してくれる人は減るので、なかなか回数できないのが難点だなと思ってます。」（40代、会社員）

と、経験を積んで中イキに目覚めたことで、快感が増したという声も。

• 「挿入に痛みがなくなった、挿入に感じやすくなった」（40代、主婦）
• 「膣の締まり、愛液の出具合い」（30代、専業主婦）
• 「悪い点が一個も無く、感度自体が底上げされている感覚です」（40代、会社役員）

というように、身体が熟すことで、セックスが気持ち良くなったという意見も。

• 「若い頃:アクロバテッィク 今:テクニカル」（40代、塾経営）
• 「ただの出し入れに近かったが、今はしっとりねっとり粘膜系」（30代、医療事務）

と、激しいだけのセックスを脱することで、セックスがより良くなるのもまた事実です。

• 「若い頃 とにかく男性にチヤホヤして貰えた。最中も体型を褒められたり、自尊心が刺激された。でもその分身体だけの気持ちよさだった。今は、あまり見かけで来る人はいないが、中身の濃いSEXができる。人間同士の魂のやりとりが気持ちいい。」（30代、フリーランス）

というように、人間的に円熟することで、より深い交わりが実現する場合も。

もちろん若い頃のほうがよかった／変わらないという声もあります。

多くの場合は自分が年を取るにつれてお相手の年齢もあがっていきます。すると、

• 「体力がなくなってすぐ済ませようとする。」（30代、広告代理店）
• 「若い頃は二度、三度が当たり前だった。今は一度で終わってしまう。どうしても二度、三度やりたいわけではないけれど、もう二度と二回戦、三回戦セックスをすることはないのかもって考えると、なんだかさみしくなる」（40代、会社員）

という不満を抱く場合も……また、

• 「良くも悪くもアグレッシブだった。より強い快楽を得ようと色々な手段を取っていた」（30代、主婦）
• 「これまで何度もセックスをしてきて、底が見えてしまった。若い頃は何をしても刺激的だったのに……」（50代、教育）

とマンネリを感じていたり、

• 「20代から夫（下手）としかしていないのでわからない。相手を変えれば気持ち良くなるのかもしれない」（40代、デザイナー）

もなかなか悩ましい……。

• 「自分に合うセックスが見つかった」（40代、団体職員）

というように、いくつになっても、前向きに、よきセックスを探り続けたいもの……というわけで、次週も引き続き熟女のセックスについてご紹介していきたいと思います！

大泉りか（おおいずみ・りか）

東京都練馬区出身。キャバ嬢やSMショーのM女などの経歴を経て、2003年、自伝的小説『ファック・ミー・テンダー』（講談社）で作家デビュー。

写真©みならい

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