声が普段より高い女はヤれる

　男からすると、“オシャレのサイン”を見破るのは骨が折れるが、動作や仕草の場合はどうなのか？　「女性は誘ってほしいとき、声のトーンが明らかに変わります」　こう語るのは『「人妻」の研究』（筑摩書房）などの著書がある大阪府立大学の堀江珠喜教授。

「男性はあまり気づかないみたいだけど、女性同士からすると“この人、あの男性に気があるな”って分かるときがあるそうです。その男性に話すときには声もテンションも高くて、話しぶりもカワイ子ぶっているんですね。男性は視覚に鋭いけど、耳からの情報も、もっと活用するべきでしょう」（堀江教授）

　一緒に飲んでいるとき、女性が体や足をどちらに向けているかのかも、ポイントになるというから驚きだ。「心理学者の中には、表情や言葉より体の向きや足の向きのほうが、その人の本心が出るという専門家もいます。特に足はチェックポイントだと思います」（前出の山名さん）

　隣り同士で座ったとき、体全体を向けて話す、対角線に座ったときは足の爪先が男のほうに向いている。こんなときには前向きな証拠。逆に、体や足が男に向いていないときは気持ちが引いている。また、男性より女性のほうが“目は口ほどにモノを言う”という。

「男性と女性に異性のヌードを見せると、女性のほうが瞳孔が開きやすいという研究があります。女性は好意を持つ男性が目の前にいると、瞳孔が開いて目がキラキラ見開いたような感じになるんです」（前同）

　男性も目がキラキラした女性にコロッとなる。このため、婚活パーティなどでは、キラキラ目にするため、途中で目薬をさす女性もいるほどだという。

　注意したいのは、女性から目を見つめて話しかけられたとき、“この女、オレに気があるな”と思わないことだ。女性は男性より目を見つめて話す人が多いからだ。また、合コンなどで、ある女性が自分だけに話しかけるからといって、好意を持っているとは限らないこともあるというのだ。

「女性は、あまりパッとしない人に話しかけて、自分をいい人に見せたり、本命を嫉妬させるために、わざと目立たない男性に話かけることもありますからね（笑）」（同）

これに勘違いして誘ってしまうと、痛い目にあうことがある。「女性の気持ちが最も現れやすいのは、男性との距離だと思います。女性は好意を持った男性には、物理的距離を縮めようとするんです」（山名さん）