旅先で見かける夫婦かな？　あれ、でも、なんか違う。そんなイケナイ関係の２人には、共通点があるようで……。

露天風呂にハラリと舞い落ちた赤いもみじを白くしなやかな手がすくい取り、「あら、もみじが」とアナタに差しだす。むろん、そのほっそりした手は奥さまではない別の美人。
男なら誰もが夢見る秋のワンシーンだが、北陸の老舗温泉旅館を切り盛りする若女将の弘美さん（３８・仮名＝以下同）によると、「ご夫婦か不倫カップルかは一目で分かる」という。

そこで本誌は、温泉宿の女将と仲居さんに総力取材。不倫カップルの７つの特徴を教えてもらった。

「まず、宿に着いたときのバッグが違います。ご夫婦は男性が大きなバッグ、女性は小さめのバッグを持っていますが、（１）不倫カップルは男女のバッグが、ほぼ同じ大きさ。出発地が別々で、女性が持ち物を全部、自分のバッグに入れるからでしょうね」（前同）

また、予約の段階でも不倫カップルには、ある程度の傾向が見られるという。
「（２）不倫関係の方は、露天風呂が部屋についているような１泊２～３万円の高い部屋を予約することが多いですね。夕食にも、プラス料金で、地元特産の料理をつけられる方が多い。男性が見栄を張りたいんじゃないですかね（笑）」（同）

昔ながらの温泉街が人気の山梨県Ｉ温泉で働く美人仲居の恵さん（２９）は、「不倫カップルは部屋に案内したときや、夕食のときの様子で分かる」と言う。
「お２人の部屋に入ると、女性が男の隣にベッタリ座り、お茶を入れるなど甲斐甲斐しく世話をしたり、こっちが（３）目のやり場に困るぐらいイチャイチャされる方も。普段、人目を忍んで会っているから、旅行のときぐらいはベタベタしたいんでしょうけどね」

部屋に入るなりアツアツなのだから、酒が入ると、さらにエスカレートする。
「うちの夕食は部屋食なんですが、最初は向かい席だったのに、料理を運ぶたびに距離が近づき、最後は女性が男の人にしなだれかかり、“もう酔っちゃったぁ”な～んて感じでね。誰が、どう見ても不倫カップルでした（笑）」

恵さんは偶然にも、２人の決定的な現場まで目撃してしまったという。
「最近、ポケモンＧＯにハマってて（笑）、仕事が一段落した朝１０時半頃、携帯を片手に裏庭を歩いていたら、あずまや東屋から変な声が聞こえてきて……」

東屋は川に面した畳１畳ぐらいの休憩所で、板で三面が仕切られている。
何だろうと不審に思い、そーっと横から覗くと、いきなりズボンを下ろした男の尻が目に飛び込んできた。
「お尻がピコピコ前後に動いていて……。最初は、まさか、こんなところでと思ったんだけど、女性が座席に手をついて後ろ向きに男性を受け入れているんです。もう、びっくりして……」

男は、恵さんがいることも気づかず、腰を動かしていた。
女性の顔は横壁に隠れて見えないが、「あっ、あっ、あっ。来て、来て、もう来て！」と、後ろ手で男の腰を掴んで喘いでいた。
男は歯を食いしばり、「イクぞ。いいよな」と叫ぶや大きく腰をグラインドさせてフィニッシュ。

「私もそこでやっと我に返って、東屋からそっと離れたんですが、そのカップルは私が夕食のお給仕をしたお客さんだったんです」
男性は５０代半ばで会社員ふう。
女性は３０代前半の派手なルージュをつけたおミズふうだった。
いい年ながら野外でイタすとは、お盛んな限り。

「客室清掃の人に聞いたんだけど、そのお客さんの部屋を掃除したら、コンドームが３個も出てきたそうです。まあ、お互いお金と時間をかけたから、ちょっとでも元を取ろうと“最後の一発”をしていたんじゃないですか（笑）」（恵さん）

清掃時のコンドームの数だけでなく、洗面用品を持ち帰るかどうかも大きなポイントだという。
「（４）不倫カップルはアメニティーグッズを持ち帰らないんですが、ご夫婦の場合は、奥さんが歯ブラシからシャンプーまで全部、持ち帰ります（笑）」（前同）