とびきり美しい大和撫子がひっそりと参加する“国際的な売春組織”が存在する。あまりにも忌々しき問題を本誌は緊急取材した――！

かねてから、芸能界に蔓延しているといわれる枕営業。テレビ局の有力プロデューサーや広告主などとの“枕”＝セックスの見返りで仕事を得て、成り上がっていくという芸能界の暗部の話だが、５月末、本誌に飛び込んできたのは、「それすら生ぬるい」と思える、とんでもない話だった。

「もう、個々人が性接待をやっているとかいう瑣末（さまつ）なことではない。現役の芸能人自らが仕切って、日本の芸能美女を中国人の金満セレブたちに斡旋（あっせん）する、国際的な“売春組織”とも言えるものが存在しているんですよ」（芸能プロ関係者）
なんと、街で家電や化粧品などを大量買いする“爆買いツアー客”のような感覚で、日本の芸能美女たちの身体を“爆貪り”しているというのだ。

そんな「芸能美女ＳＥＸクラブ」を仕切っているのが、テレビ、雑誌などで活躍中の現役有名グラビアアイドルのＸだ。そして、もう一人、Ｘとともに動くのが、表向きセレクトショップを営む中国人女性のＹ。前出の芸能プロ関係者は、
「ＸとＹはもう１０年来の知り合いでしょう。もともと、芸能界に関わるビジネスに興味があったＹに、Ｘが芸能人を紹介するうちに両者は急接近。パートナーのような関係になっていったんです。２人の役割は明確。Ｘが芸能美女たちに声をかけて集める。そしてＹが、そこに中国人セレブを連れてくるんです。そこで、セックス・マッチングが行われているんですよ」
と、衝撃の芸能界の裏実態を話すのだが、さらに驚きなのは、そこに登場する人物の名前だった。

「顔を出す芸能美女の中には、人気グラドルのＡ、連ドラに出演する若手女優のＢ、そして、かつて日本中を騒がせた芸能美女Ｃの名前もある。一方、中国人セレブのレベルもとんでもない。中国では知らない人がいない大手企業の経営者や世界的有名俳優の息子も参加しています」（前同）
あまりにもスケールが大きい「芸能美女ＳＥＸクラブ」。もはや、国際的一大売春シンジケートといったほうが適切かもしれないが、その全容に迫る前に、ＸとＹについて説明したい。

豊満ボディが売りのグラドルＸは、長く芸能界で活動している。彼女を知る芸能事務所関係者によれば、
「当初から彼女は社交的だったというか。グラビアの現場で一緒になった女の子に、“あなた、おっぱい大きいわね～。男が寄ってくるんじゃないの？”とか声をかけて仲良くなり、自身が主催するパーティなどに誘ったりしていましたね」

主戦場は東京の六本木、西麻布界隈。かつては、複数の芸能人と乱痴気騒ぎをして話題になったヒルズ族社長らとも、つながりがあったといわれる。前出の芸能事務所関係者はこんな話を聞いたことがあるという。
「僕の知人女性が、Ｘも来ていたセレブ社長が集まるクルーザーパーティに参加したときのことです。知人が船内の個室の前を通りかかると、汗だくになったＸが個室から出てきたというんです。中には男性の姿が。Ｘは戸惑う知人に、“見られちゃった？　でも、私、最後まではヤラせてないから”と小悪魔的な笑顔を浮かべて話したといいます」

男を手玉に取ることに長（た）けたＸ。別の芸能プロスタッフからは、こんな話を聞くことができた。
「パーティはＸのライフワーク。そこで目をつけた男がいたら、膝の上に横座りするのが彼女の手口。たいていの男はそれでコロッといっちゃうそうです。また、某有名企業の社長に月２００万円で愛人にならないかといわれたことを自慢していたこともありました」
無類のパーティ好きで、愛人気質のＸ。それが今、「芸能人ＳＥＸクラブ」で美女調達係を務められるゆえんだろう。

一方、現在３０代のＹは中国人だが、日本語が堪能。英語もスペイン語も話せるという彼女は、首都圏の一流大学を卒業後、アパレル関係の仕事に携わり、現在は都内の一等地でセレクトショップを経営している。
だが、その他にもファッションモデル会社、芸能プロなどを複数経営。そのうえにホールドカンパニーまで設立し、一大企業グループを率いているのだ。

それにしても、なぜ３０歳そこそこのＹが、そこまでの巨大ビジネスを展開できるのか。Ｙに近い関係者に話を聞くことができた。
「それはＹが、件の国際的売春組織の金回りを牛耳る、元締めと言える存在だからですよ。ＹはＸの紹介などを経て来た芸能美女たちを中国人セレブにあてがい、その見返りを得たり、あるいは知り合いになり、事業資金を出してもらう。たとえば、Ｙが巨額融資を受けている中国人セレブＺは、一族が中国で巨大な不動産会社を経営。年商は６０００億円以上で、日本でいう森ビルのような大企業の御曹司なんです。ＹはそのＺから、１０億円の事業資金を出してもらったと聞いたことがあります」

実際、その中国人御曹司のＺは、Ｙと組んで日本で事業を進めているという。
「Ｚは日本のアイドル文化に興味があり、ＡＫＢ４８のようなアイドルグループを作って運営してみたいという希望があるんです。数か月に１度は来日し、“視察”を行っているのも事実。でも、本当にやる気があるのかといえば、そんなことはない。具体的な計画を進めるように言ってくることもないんです。結局は、金持ちの道楽。ＺはＹに出資した資金がどうなろうとも、さほど興味がないのでは、とも思いましたね」（ＹとＺを知る関係者）

前出のＹに近い関係者も、こう証言する。
「Ｚに“秋元康さんを紹介してくれ”とか、“５億円出すから映画を作って”と言われたことがありますよ。映画の話は、聞けば自分がやりたいと思っているビジネスのいわばプロモーションビデオ。その程度の内容なら、宣伝費を含めても１億円で十分にできるので、そういう提案をしたら連絡を絶たれました。おそらくＺからすれば５億円でさえ、はした金。“俺が金を出すと言っているのに!?”と見限られたのでしょう」