いくつになっても性を謳歌したいのは男女とも同じ。ただ女性は、年齢によって求めるプレイが違うというが本当か。真実に迫った！

還暦を過ぎても、まだまだ女性に関心があるし、セックスだってしたい。こんな元気な“肉食シニア”が増えているせいだろうか？
最近、熟年の男性向けに「性と健康」をテーマにした雑誌やムックが次々と出版されている。中でも、熟年の性をポジティブに捉えていると評判なのが、『快活６０』（双葉社）だ。

「最近の６０代は、ひと昔前の同世代と比べると、性に対して非常にアグレッシブです。セックスを前向きに楽しむために、より具体的な方法を提案したい、その一心で編集しました」（同誌の原田秀司編集長）
中でも、女医が解説する特集「年代によって変化する女性の体」は、“３０代の女性と親しくなったが、どうセックスしていいか分からない”という６０代男性の相談から企画がスタートしたが、読者の反響が予想外に大きかったという。

そこで週刊大衆も、女性のセックスの好みや性感が年齢によってどう変わるのか、同記事を参考にしつつ、さらに識者の意見と、女性４６人のアンケートを加え、検証してみることにした。
作家で、性医学に詳しい医学博士の志賀貢氏によると「女性は性ホルモン（エストロゲン）によって、心も体も変化する」という。

「さらに、女性は性体験によってもセックスの嗜好や感度が変化します。男性は、これをしっかり把握することが大切です」（前同）
これを踏まえ、まずは２０代の性愛を検証しよう。

話を聞いた２０代女性１１人は「クリトリスでの絶頂はオナニーで知っている」と全員が回答。だが、この絶頂をセックスで「いつも味わえる」と答えた人は、半分にも満たなかった。
「私の場合、親指と人差し指を当てて丸く動かすとイケるんだけど、彼氏は枝豆を指で押し出すようにやるから、すごく痛いんです。痛いって言うとカドが立つので、体をズラしたり、気持ちのいいフリして挿入をせがんで、ストップさせます」（女子大生・２１）

その挿入も、準備体操（前戯）が足りない状態で入れられると「快感よりも痛みが大きい」ケースが。
「外は濡れているけど、中は濡れてない感じ？　だから、入れると痛くて。最近はエッチ直前にローションを塗っています」（同）

調査では、２０代半ばまで「中入れの気持ちよさが分からない」と答えた女性が何人もいた。もし女性が挿入をせがんでも、前述の女子大生のように、痛みから逃れる“方便”の可能性もある。挿入時の女性の表情には注意を払うべきだ。
「チ○チンは絶対に入れてほしいけど、それって自分が気持ちいいからじゃなくて、彼を喜ばせたいのと、セックスの“締め”みたいな位置づけかな」（ＯＬ・２４）

「挿入で感じる」と答えた２０代も何人かはいたが、これも中で感じる膣性感ではなく、クリトリス性感である場合が多いようだ。
「エッチのとき、彼の恥骨がクリトリスに当たるように腰を浮かせてグリグリ押しつけると、すごくいいんです。彼に“腰を動かしてエッチだね”なんて言われて恥ずかしいけど、最後にギューッと押しつけると、オナニーと同じ快感が味わえるの。だから、やめられません」（看護師・２６）

これらから考えると、２０代女性は、クリトリスをなるべくソフトに攻める、中に入れたら腰を押しつけて、恥骨でクリトリスを刺激する。これが２大ポイントのようだ。また、２０代前半の女性は「クンニは恥ずかしくてイヤ」という意見も多い。「舐めても平気？」と聞く優しさが必要だろう。

このように２０代は感度の面では未熟だが、セックスへの好奇心は旺盛。新しい体位やアダルトグッズに対して抵抗が少ない。
「会社の先輩との出張で、セックスしちゃったんだけど、ソファに座ってやったり、窓に手をついたりで、とっても勉強になりました（笑）」（ＯＬ・２７）

元ＡＶ女優で現在、ラブヘルスカウンセラーの小室友里さん（４０）は、熟年男性が２０代女性とイタす際のコツを、こう助言する。
「大人の男性は、若い男性のような激しさではなく、“自分の経験を教えてあげる”といったスタンスがベストだと思いますよ」

では次に、サセ頃の３０代について考えてみよう。前出の志賀氏によると、「最も女性ホルモンの分泌が盛んなのは３０代、それも３３歳ぐらい」なんだとか。
「女性ホルモンは、女性を美しくして、体を潤わせる働きがあります。３０代の女性は受胎しやすいように、ホルモンの分泌が活発になるんです」（前同）

女性ホルモンと同様に、愛液の量も２０代のときより多くなるが、この年代の女性は、結婚しているなら子育てに、働いているなら仕事に、ストレスを感じている場合が多いという。
「３０代女性には“（家事や仕事を）頑張ってるね”といったねぎらいの言葉が親しくなるうえで大切です。逆に“若いね”なんて褒め言葉は、女性自身も若い頃に比べて体の線が崩れていることを承知しているだけに、逆効果になることがあります。ご注意ください（笑）」（前出の小室さん）