男性の性癖はさまざま。なかには、女性の下着に異常なほどの執着を示す男性も少なくない。

８月25日、京都府警山科署などは京都市の大学生の男（20）を府迷惑行為防止条例違反（卑猥な行為）の疑いで逮捕した。

逮捕容疑は同日午前８時15分ごろ、JR山科駅前地下道の上りエスカレーターで、通学中の高校２年の女子生徒（16）のスカートの中にスマートフォンを差し入れたというもの。

そのスマートフォンには他の女性の下着を映した動画も残されていたそうで、相当な下着マニアと思われるこの大学生。「女性のパンツを見たい気持ちが抑えられなかった」と、素直に自分の気持ちを供述。容疑を認めている。

また、８月12日には奈良県警奈良西署などが、勤務先の女子トイレにカメラを設置して元社員の女性（20）を盗撮したとして、会社員の男（45）を県迷惑防止条例（盗撮）違反の疑いで逮捕している。

こちらの逮捕容疑は、奈良市内にある勤務先の女子トイレの個室内に録画機能付き小型カメラを設置し、７月26日までトイレを利用した女性らを盗撮したというもの。

トイレに入った女性が、両面テープがはがれて床に落ちていたカメラに気づいて盗撮が発覚。逮捕された男は、「女性の下半身や下着姿を見たかった」と、容疑を認めている。

ところで、こうした盗撮事件で逮捕されるのが決まって男性であることに、疑問を持ったことのある人はいないだろうか。男性のパンツに執着する女性がいてもいいはずだが、そんな話は全然聞かない。

なんでもこれは、男性が女性に対して視覚的魅力を求めるのに対し、女性は男性に聴覚・触覚的魅力を求めるからだとか。ビジュアル以上に「自分をどう愛してくれるか」に重きを置く女性にとって、男性の履くパンツはパンツ以上の価値を持たない、というわけなのである。