Ｈしたかったから海に来たの

海の家でビールを飲んでいた晴美ちゃん（２６・ＯＬ）は、ややぽっちゃりながら、はちきれんばかりの巨乳の持ち主。話を聞いてるときも、胸の谷間に目がいって困ったほどだった。
職場の仲間７人で来たという彼女にアンケート用紙を渡して《ビーチに来た目的は？》を聞くと、「え？　ドキドキ探し……はっきり言うとエッチ目的です」とニンマリ。
「今日は会社の男性も一緒なんだけど、彼らはぜんぜん対象外。職場エッチは何かと面倒ですから」

彼女は７月中旬にもこのビーチに来たのだが、ナンパしてきた男と"一夜エッチ"を楽しんだという。
相手は１９歳、地元の自動車整備工場で働く男の子。
「私ね、年下の子と"お姉さんプレイ"をするのが好きなんです（笑）」

ところが、整備工君は、なぜか途中でダメになったという。
「私が不満そうな顔をすると、彼が"代打を呼びますから"って。私も体の収まりがつかないから、じゃあ、そうしてと頼んだんだけど、２人も来ちゃったんですよ～。仕方ないから２人とも相手にしたんだけど、こういうの３Ｐ？　それとも４Ｐっていうのかしら（笑）」

由比ヶ浜の隣にある材木座海岸で取材に応じてくれた美優さん（２４・歯科衛生士）の話にも驚く。
「実は私ィ、正真正銘の処女なんです。２４歳にもなって処女なんて恥ずかしいじゃないですか。だから、今年の夏こそロストバージンしようと思って来たんです」

横で聞いていた仕事仲間の早紀さん（２５）が、首をすくめるように話す。
「彼女に、"私はビーチでナンパしてきた男と初体験した"って話したら、行こう行こうってうるさくて（笑）。でも、ビーチで処女を捨てるのって、ベタだけど結構多いんですよね。私の周りにもいっぱいいます（笑）。ビーチに行けば、男がわんさか声をかけてきますからね。とりあえず捨てたいってときは便利なんです」
ちなみに、"この夏ビーチで捨てた"方も含め、今回の調査で処女はこの美優さんのみ。昨年はもっといたのだが……。

最後に、ビーチギャルのメッカといわれる江ノ島海岸に突撃した。
江ノ島海岸は西と東に別れ、海の家がずらっと並んでいる。昔の海の家はゴザ敷きで食べ物もラーメンとかき氷ぐらいだったが、さすが江ノ島。海の家も沖縄ふう、イタリアンなどバリエーションに富んでいる。

海の家の裏では、まだ夕方４時だというのに、男女７～８人が輪になってシャンパンの回し飲みをして盛り上がっている。
この中の一人、恵ちゃん（２１・フリーター）に話を聞くことができた。《ビーチに来た目的》は〈暑いから、夏だから〉に○をつけ、キャハハ～と笑いながら〈オトコ＆セックス〉と欄外に書く。相当、酒が回っているようだ。
「一緒にいた男とは、さっき知り合ったばかり。女友達と一緒に来たの。ここさ、夜になると、クラブみたいになるの。それが面白くてね。夏は３日に一度は来てるわ」