――　もはやファン代表みたいな感じに見えますね、渋江さん（笑）

渋江　そうですね。それで言うと、個人的にはもっと加美ちゃんのドキュメントモノが見たいなーという思いはありますね。やっぱり『突撃！単体女優加美杏奈が噂の風俗店に体当たりガチ潜入リポート！ ピンサロ！M性感！アロマ性感マッサージ！ハプニングバーとカラダとアソコを張りまくって体験取材！！』（アイデアポケット）は面白かったから。もっといろいろ見たいですね。

加美　嬉しいです。撮影直後はあんまり手応えなかったけど。

渋江　さっきのお堅い家庭で育った子が初めてピンサロに行くんですよ。見ていてワクワクするに決まってますよ（笑）

加美　未知の世界が目の前に広がっているって感じで。ピンサロなんて行ったことなかったから「こんなに壁が低いんだ」って驚きました。

渋江　僕も若いころに友達に連れて行かれましたけどあんな感じでしたね。八王子でした。それから楽しくなっちゃって月イチくらいですけど通ってましたね。

加美　ホントですか？

渋江　ホントですよ。僕の行っていたお店は恐ろしく安くて。今思うと女の子の給料も安かったのかな？って思っちゃうぐらい（笑）。しかもみんな大学生くらいのカワイイ女の子ばかりで、指名しなくても全然楽しめましたよ。

加美　いいお店でしたね。

渋江　そういう体験もあって、あの作品にはついつい感情移入しちゃうというか（笑）

――　まさかのカミングアウト（笑）。ところで加美ちゃんは渋江さんが出演していたライダーも見ていたそうですけど、やっぱり変身して遊んでいたの？

渋江　○○ごっことか？

加美　小さい頃はやっていましたね。ライダー役は男の子がやりますけど、女の子はお姫様役でしたね。私は戦隊ヒーローよりも仮面ライダーをよく見ていたのでそっちをマネしていました。やっぱり特撮ヒーローは撮影って大変だったんですか？

渋江　僕が一番大変だと思ってたのは移動ですね。大体オールロケなんですけど、朝集まったらどこか遠くに連れて行かれて、たどり着いてようやく撮り始めるんです。

加美　衣装の着替えって大変なんですか？ ヒーローものの衣装って特殊なんですよね。

渋江　僕も何作か出ましたけど、意外とそんなに大変でもないですよ。ライダーの衣装には動きやすいアクション用と芝居の時にアップになってもキレイに見えるポーズ用の2種類があるんですけど、僕が着るのはポーズ用の方なんです。マイクを仕込む時は少し大変でしたね。

加美　重いんですか？

渋江　慣れちゃえば平気ですね。そこまでズッシリはしてないです。

加美　私、1回着てみたかったんですよね～。私の家は女の子の家だったのでそういうライダーのオモチャはあんまり買ってもらえなかったので、男の子の家に行って借りて遊んでたぐらいですから。

渋江　加美ちゃんの子供の頃に人気があったテレビ番組は、「プリキュア」あたりですよね？

加美　そうですね。あとは「おジャ魔女どれみ」。

――　ピリカピリララ！

加美　どれみは「魔法使い」っていうキャラクターが女の子的にはよかったなって。あの頃の日曜の朝は大好きでしたね。私、池袋にある仮面ライダーカフェに行ったことがあって、歴代ライダーのものがたくさんあって楽しかったですね。