このコーナーは伝説のアダルトライターである舐達磨親方に、古き良き「あの頃のアダルト」を回想していただくものです。昭和、平成、令和の「男女の愛欲」を取材し続けてきた親方は、まさに歩く伝説。中高年読者の皆様も、若かりし頃にタイムスリップした気持ちでお楽しみください。

編集長より。

【韓国は釜山でタクシーの運転手と！の巻】　

　今思えば海外の取材へもよく行かされました。韓国から台湾、フイリッピン、タイ、アメリアからヨーロッパへも真ん中の足を伸ばしました。

　でまぁ、まずはアジアから。韓国へは何度も行ってけど、そうねぇ釜山という街が印象深かったっすな。噂では大阪の飛田新地みたいなところがあるってんでワシはタクシーを拾って乗り込み、運転手さんに探りを入れたところでミヤリという遊郭街があるってんで、向かってもらいます。

　でもその運転手のオッサンがニヤニヤして、いい店を教えるから自分の分も奢れと言うんです。困った奴だと思案していたら、自分は酒だけでいいからって、それがタクシー運転手の言うことかと呆れながらオッケェして、目的地に着きます。

　なるほど女のコがズラ～リ並んだ店が密集していて、どの店のどのコを指名するかは選り取り見取り。結局運転手オススメの店に入りお２階へ。まずはそこで指名した女のコを含め５～６人のコと、なぜか運転手も一緒になってテーブルを囲みます。

　こりゃいいやってんでくつろいでいると、なにやら芸をやってくれるとのこと。部屋の端にふくらませた風船を持つコと、反対側に火の付いたタバコを手にフィルターを大股開いた丸出しのオ○○コの中に挿入し始めた女のコ。まさかと思ってたらそのタバコをオ○○コの膣圧で飛ばして、風前をパーンと破裂させたんだねぇ。いやぁビックリ「おぉ～！」なんて盛り上がったけど、一番盛り上がってたのは運転手のオッサンでした。

　さてそろそろとなってワシが指名したコがワシの手を引いて隣の部屋へ。そこで一発遣らせてもらいます。終わるとまた宴会に加わり飲み食いの続きをしました。

　いやぁこれでけっこう安かったのを覚えております。運転手は飲み食いだけど、ワシと２人分で確か２万円くらいだった記憶があります。

　あれから30年以上はたってるから、今ほどんなんでしょ？　もぉ無くなってるって聞いたような気がします。でもねぇ、実際行ってみると、まだなにかやってるような気がします。なにしろこういう業種ってのはとにかくしぶといっすから。ところで店を出て、大八車で売られてた、今度はモノホンの生ガキをちょいと頂きました。生モノはヤバイって聞いてたけど、「酒で消毒！」なんてすすめられて５～６個はたべたけど、なんとか大丈夫でした。

【舐達磨親方プロフィール】

1952年、山口県岩国市生まれ。夜の世界のフリーライターとして、新聞や雑誌で数多くの男女の物語を紡ぐ。中でも独特の風俗体験ルポは絶大の人気を博す。