このコーナーは伝説のアダルトライターである舐達磨親方に、古き良き「あの頃のアダルト」を回想していただくものです。昭和、平成、令和の「男女の愛欲」を取材し続けてきた親方は、まさに歩く伝説。中高年読者の皆様も、若かりし頃にタイムスリップした気持ちでお楽しみください。

編集長より。

【変な病院で大浣腸プレイ！の巻】

　変な秘密倶楽部があったのを思い出しました。あれは確かＳＭ専門のマニア誌の後半のページに囲みで出ていた広告で知った倶楽部です。どういったプレイを楽しむのか、よくわからないまま潜入しました。

　電話で予約を入れ、出かけて行ったのはＪＲ新宿駅西口から歩いて10分くらいの某マンション。チャイムを鳴らして中に入ると、なんと白衣姿のナースが出迎えてくれ、案内された待合室のソファーに座ると、そのナースに「体温を計ります。服を全部脱いで下さい」

　と言われワシはスッポンポンに。でもってソファーの上で四つん這いにさせられ、突き上げたお尻に体温計が挿入されました。しばらくその格好でジッとしていて、（なんとアホらしい姿）やがて戻って来たナースが体温計を見て平熱だと確認して、いよいよ診察室というか病室？　に案内されます。

　見ればそこは本格的な病院の設備が整った広い部屋で、ワシはスッポンポンのままアノ妊婦がお股をご開帳して仰向けに寝る診察台に寝かせられます。なにをされたかというと、そばにカテーテル？　を置いてその細いナースの管の先をアナルに突っ込まれました。ようするに本格の浣腸が始まったんです。

　これが大量にドグドグ注がれ、ワシのおなかというか腸は膨らみ、みるみるパンパンになってギブアップすると、ナースが管を抜いて事務的にクールな表情で大きなバケツを用意。もぉ我慢の限界ってんでドバドバッと大便を放出しました。それこそ冗談じゃなくてバケツ一杯に。やれやれと思っていたら、なんと再度カテーテルのホースの管をアナルに挿入され、またしてもおなかはパンパンに。

　２度目の放出の時は、コロコロと大腸にこびりついた宿便も出て、結局バケツ２杯分も出し切ったというわけです。で？　ヘロヘロになってるワシのチ○チ○を最後に刺激してくれて１本抜いてくれて終わる。

　いやぁもぉワシの体はメチャメチャスッキリというか、それこそ這うようにしてその病院じゃなかった、マンションを出たのを覚えています。

　それにしても本当の病院だなぁアソコ。ナースも本物だったような気がします。ちなみに保険はきかず大２・２枚を払ったっけ。しかし、おなかの中はスッカラカンで、しばらくして急に腹が減って新宿西口にあったトンカツ屋に入り、食べたトンカツの美味しかったこと！　腸に染み渡りました。

【舐達磨親方プロフィール】

1952年、山口県岩国市生まれ。夜の世界のフリーライターとして、新聞や雑誌で数多くの男女の物語を紡ぐ。中でも独特の風俗体験ルポは絶大の人気を博す。