鏡の前でセックスをした場合、自分と相手の男性、ふたりが鏡に映し出されることになりますが女性はいったいどこを見ているのか。こちらも聞いてみました。

「自分と相手の両方」が約7割と多数を締め、次に「自分」が2割強。
ぐっと減って「相手の男性」と続いていますが、なになに、女性の視覚は何にエロを感じるの？

女性たちの個別の声をご紹介していきます。

• 「女性側は、結合部や自分がハメられていたり喘いだりしている姿を見る機会があまりないので、客観的に自分たちのプレイを見ることができて興奮する」（20代、専業主婦）
• 「相手と自分の姿が客観的に見えるところ」（40代、主婦）
• 「客観的に自分たちのセックスを観ることって少ないので、改めていろいろな発見があるし、まるでAVみたいなことをしてエロいと感じる」（30代、教育関係）

興味深いことに“客観的”というキーワードが度々登場。

• 「客観的に自分たちを見て、男女の体格差という部分に改めて興奮する。 あとは、実際に体感する“抱かれてる”と、視覚から感じる“抱かれてる”をどちらも味わうことで興奮度が増す。あーまじで抱かれてんだなアタシ！！という気持ちになる。」（20代、販売業）

ということなので、鏡にはあまり近づきすぎずにセックスをしているふたりの全体像が見えるくらいの距離を取るのがポイントのようです。

• 「自分の表情や体。えろいなあと思います。」（40代、職業：秘密）
• 「自分が乱れている姿」（20代、アルバイト）
• 「自分の淫らな姿に興奮しそう」（40代、会社員）
• 「エロく責められている自分」（30代、職業：秘密）
• 「感じてる自分の顔」（40代、自営業）

と、とにかく自分の姿に視覚的興奮を覚えるという意見もあります。一般的に女性は男性とは違い、視覚からの興奮は得にくいとも言われていますが、この調査によるとどうやら女性は自分の姿には興奮を覚える傾向にあるようです。

また、

• 「二人だけの世界でも、禁忌的な恥じらいだから？」（40代、会社員）
• 「ドMなので鏡に映っている姿を無理やりに観るように強いられたいし、それで『こんなにスケベになって……』というふうに言葉責めされたい」（30代、飲食）
• 「鏡の前でオナニーをさせられた時は、羞恥心が刺激されてすごく気持ち良かった」（30代、職業：秘密）

といったM勢たちの声も聞き逃せません。Mっけのある女性にはぜひ試してみてドーゾ！

とここまで、鏡前セックスを是とする意見ばかりをご紹介してきましたが、もちろん否定派も存在します。なぜ鏡前でのセックスが嫌なのか、その理由もご紹介したいと思います。

• 「自分を客観的に見ることで、醒めてしまうので。」（30代、フリーランス）
• 「今はもう…体型がむりです…」（30代、職業：秘密）
• 「スタイルが悪い、顔がブサイクすぎるという自意識が邪魔をして気が散ってしまう。」（20代、アパレル）

というように、自分の姿を見ることで性的興奮を覚えないor浸りきれない女性も存在します。

また、

• 「男が鏡のオレばかり見てて萎える。鏡のある場所(脱衣所、玄関など)にわざわざ最中に連れて行かれる最中に萎える。」（40代、トレーナー）
• 「セックス中に、相手が己の姿ばかり見ていることに気が付いて、ナルシストっぽさを感じ、以来、プレイ自体を受け付けなくなってしまった」（30代、パート）

とのこと。

セックス中は相手の女性の姿を見てあげることが、「鏡前セックス」のもうひとつのポイント。心に御留め置きくださいませ！

大泉りか（おおいずみ・りか）

東京都練馬区出身。キャバ嬢やSMショーのM女などの経歴を経て、2003年、自伝的小説『ファック・ミー・テンダー』（講談社）で作家デビュー。

写真©みならい

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