既婚者合コンの参加費は、男性は８０００円前後、女性は３０００円前後が相場で、会場での現金払いが基本。男女各１２名というのが定番なので、１３万２０００円が総収入。店舗側に一人当たり３０００円を支払えば６万円が手元に残る。

　週に１回開催するだけで、ひと月に２４万円もの現金が手に入る計算だ。「美雪ちゃんは賢くて、より利益を上げるためにレンタルスペースを活用しているんです。食材や飲み物を持ち込んで経費を下げ、昼夜合わせて月に１０回以上開催して、今では月に７０万円以上稼いでいるそうです」（暁子さん）

　もちろん一人では運営できないが、手伝いを頼むのも、参加女性が少なかったときに“サクラ”を頼むのも、既婚者合コンで知り合った主婦仲間たち。これは、同じ秘密を抱える昼顔妻たちの“不倫ベンチャー”と言ってもいいだろう。

　しかも、現在４０代半ばの美雪さんは稼いだ大金を、別の既婚者合コンで知り合った２０代後半の男にバンバン貢いでいるというから、夫は哀れなものだ。「美雪ちゃんに会うたびに自慢話なんですよ（笑）。その男は１回で３～４発は当たり前の絶倫だそうで、ドＭの彼女にピルを飲ませて中出しするんですって。美雪ちゃんはその快感にどハマりしちゃってて」（前同）

　他人の不倫で稼いだ金で、自らのアソコの欲望を満たしているのだから、大した起業家である。主催者が増えて以前よりも間口が広がり、敷居が低くなった既婚者合コン。そこに集う数多の人妻たちは、今や百花繚乱ならぬ、百花淫乱状態なのだ。