■ＳＥＸ新常識（４）薄々だけじゃなく柔々も登場！　千差万別！「気持ちいいスキン」

　なぜ、男はコンドームに薄さを求めるのか。言うまでもない。可能な限り、ナマの感触に近づきたいからだ。しかし、その“ＳＥＸ常識”に対して疑問の声が今、巷の男女の間で広がっているという。「この前、試しに“やわらか素材”を使用しているゴムを使ってみたんです。そしたらビックリ。厚さは０.０６ミリなのに、ナマでやっている感じなんです」

　興奮気味に語るのは会社員の男性（３４）。ちなみに現在、最も薄いコンドームは０.０１ミリ。０.０６ミリとなると、かなり分厚いほうだ。若い女性の間でも同様の意見が急増中だ。「セフレの男の子が持ってきたんだけど、“柔らか素材”のコンドームをつけて入れられると、オチ〇チンの形がよく分かるんですよ。素材が柔らかいから、膣の粘膜にいい具合にアレがフィットするんだと思います」（２５＝看護師）

　さらにはデリケート女子からは、こんな意見も。「私は途中で痛くなることが多いんです。特に薄いコンドームは“ゴリゴリ”する感覚があるんですけど、それが柔らかコンドームだと痛くならなかったんです」（２１＝女子大生）

　この柔らかコンドームについて、性カウンセラーの青山愛さんはこう語る。「柔らか素材のコンドームが日本に上陸したのは１４年頃ですが、それ以前からアメリカをはじめ、世界各国で柔らかいコンドームが注目を集めていました。しかし、日本は長年、メーカーが“薄さ”を競い合ってきたせいか、なかなか“柔らかさ”は注目されなかったんです」

　ちなみに、柔らかさの正体は『ＩＲ』と呼ばれる素材である。「手術用の手袋などの医療用によく使われる素材で、“しなり”があり、引っ張るとビヨ～ンと伸びるほど、伸縮性も高い。もちろん、それ相応に厚いので、丈夫さもあります」（前同）

　本誌記者もＩＲ素材のコンドームを触ってみたが、まさに新触感。グミのようにプニプニしているのだ。さらに装着すると、プニプニがフィットして、ペニスと同化した感覚だ。某コンドームメーカーの関係者が、こう語る。「０.０１ミリなどの薄いコンドームはすべて極薄ウレタン製。これは薄く伸ばせるというメリットがある一方、破けないようにある程度、“硬く”せざるをえないんですね」

　どちらを好むかは読者諸兄次第。しかしながら、「薄いほどナマ感覚」という常識はもはや、過去のものかもしれない。

■ＳＥＸ新常識（５）スマホで性知識が豊富に…アナル攻め好き女子「急増中」

　皆さんは女性の肛門に興味はあるだろうか。排泄器官である肛門ことアナルを弄ることに喜びを得る人もいれば、そんなところには触りたくないという御仁もいるだろう。「これからの時代、女性のアナルに触れない男性は“クンニをしない男”同様、嫌われる存在になる可能性があります」

　こう語るのは、『セックスがあぶない！』などの著作を持つ元ＡＶ女優の竹下ななさんだ。本来、女性はアナルを攻められることを嫌がるものだが、どういうことか？「恥ずかしいですし、痛いですし。そんなところを触るなんて、変態としか思えません」（３７＝主婦）

　実際、このように嫌悪感を訴える向きも少なくない。「カラオケＢＯＸでみんなと飲んだとき、私の隣に座った男の子がそっと手を伸ばしてきて、みんなに見えないように、私のお尻の穴に指を入れてきたんですよ～」（１９＝短大生）

　お尻を撫で回すのではなく、アナルに指入れ!?　さらには、こんな話も。「今の彼は私を四つん這いにさせるのが好き。で、クパァとアソコを開かせてナメナメしたあと、お尻にも絶対、舌を入れてくるんです。ほんと、変態（笑）」と、うれしそうに打ち明けるのは２５歳のＯＬだ。

　お分かりだろうか。今の女性は若いほど、アナルを攻められることに抵抗感どころか、当たり前のように受け入れているのだ。前出の竹下さんが解説する。「間違いなくＡＶの影響です。今はスマホで簡単にＡＶも見られるので、好奇心旺盛な若い女性は１０代の頃から、男性向けのＡＶも視聴していますから」

　そんな男性向けのＡＶで「アナルもの」は人気のジャンル。アナル挿入から、膣と肛門にペニスを同時挿入する“二穴姦”なるプレイも流行しているほどだ。「実際は経験ないけど……２本のオチ○チンで串刺しにされるなんて想像すると、かなりエロいですよね」（２２＝フリーター）

　我々オヤジ世代とは、まさに常識が違う。「ＡＶから性知識を得ている今の若い女性は、アナルも触られたり、舐められたりするのが常識だと考えているのかも」（竹下さん）

　 なんともはや……。むろん、若い世代の女性に限らず、人妻や熟女もスマホを使ってＡＶを視聴している昨今。もしかして、あなたの奥様もアナルがウズウズしているかもしれない。