裏フーゾクは、ロールプレイングゲーム

　だが、都希氏はこう言う。「正直、裏フーゾクは、変に期待はしないほうがいいです。自分で勝手に妄想を膨らませて、ハードルを上げてしまうと、ガッカリ度も高い。せっかく遊ぶのだから、もったいないです」

　また客引きに女の子のタイプを指名するとき、「かわいい子」と言うのは禁句。「“かわいい”の基準は人それぞれですから。それよりも“細身”や“巨乳”などスタイルを指定すべき。性格も重要です。“おっとり系”“元気系”と指定すると、客引きも、こちらの好みを理解しやすい」

　むろん、女性の“顔見せ”がある裏フーゾクで楽しんでもいい。その代表格が、温泉街などに多い「連れ出しスナック」だ。「連れ出し系で今、熱いのは、長野県の上山田温泉ですね。スナックが４０～５０軒以上点在し、どの店の女の子も連れ出せるんです」

　まさに、パラダイスではないか。「女性は外国人ばかりです。韓国が５割、中国が２割、タイが３割ぐらいですね」　国際色も豊かで、料金はショート（６０分）で３万円。

「やや割高ですが、女の子とホテルに行く前に店で１時間ほど、お酒も飲めるんですね。親近感も高まるし、じっくりと女の子と遊びたい人向けですね」　温泉を満喫した後、夜の温泉街を散策。女の子を選り取り見取りできるだけでも、楽しいに違いない。

　このように摘発が相次ぐ中でも、日本にはまだまだ男のパラダイスが点在しているのだ。都希氏が最後に、こう語る。「裏フーゾク遊びとは、リアルなロールプレイングゲームなんですね。繁華街などで客引きに声をかけて、情報を収集しつつ、秘密のお宝（美女）を探す。僕は毎回、いろいろな地方に行くたび、その町のダンジョンを冒険している気分になりますよ（笑）」

　さあ、我々も股間の剣を掲げて、冒険に出ようではないか!?