Ｔ・ＳからＳ・Ａまで――今年も続々と大物芸能人がデビューしたＡＶ界。さぞ、大評判となっただろうが、もし一流芸能人がデビューするとなるといったい、どれほどの大金が飛び交うのだろうか。気になるそのお値段を、裸の仕掛け人たちが激白！

Ａ＝ベテランスカウトマン。今まで脱がしてきた女性は数知れず。
Ｂ＝ＡＶメーカー勤務。業界歴１０年の中堅。単体女優ものを多く手掛ける。
Ｃ＝ＡＶ事務所社長。大物女優を複数擁する中堅事務所で活躍中。
Ｄ＝新人スカウトマン。業界のイロハを勉強中。前職はホスト。

ベテランスカウトマンＡ氏（以下＝Ａ）　Ｓ・Ａ（２５）が１０月に『ＭＵＴＥＫＩ』デビューしましたが、一部報道ではギャラ１億円のうち、本人の取り分が２０００万円なんだとか。まあ、妥当でしょうね。世間では、「本人の取り分２０００万円なんて、事務所が持っていきすぎだろう」という声もあるそうですが。

ＡＶメーカーＢ氏（以下＝Ｂ）　まあそう思うよね。それから説明しておこうか。普通のＡＶ女優は、メーカー→プロダクション→女の子で、カネの流れはスムーズだけど、芸能人ものとなると話は別。女の子とプロダクションの間に、仲介者が何人も入っていて、大物になるほど、その人数は増える。だから、抜かれる金額も大きくなるんだよね。

ＡＶ事務所社長Ｃ氏（以下＝Ｃ）　メーカー→プロダクション→仲介Ａ→仲介Ｂ→仲介Ｃ→芸能人くらいはよくあるパターンだよね。仲介のＡ、Ｂは、俺たちが“ブローカー”と呼んでいる、常にアンテナを張っている人たちだね。「あの芸能人は金がなさそうだ」とか、「スキャンダルで再起できなさそうだ」とか、「精神的に不安定だ」とか、嗅ぎつけて芸能人に近い仲介者Ｃに接触し、芸能人を説得させ、プロダクションやメーカーに売り込む機会を常にうかがっている。

新人スカウトマンＤ氏（以下＝Ｄ）　Ｓの場合、彼女のお気に入りホストのシマを仕切っている悪そうな人がホストに声をかけ、ホストが坂口に……という流れだったんだって？

Ａ　そういう話もありますね。それか、彼女はイケメンと出会うために、クラブで遊んでいそうなＡＶ女優に積極的にツイッターでメッセージを送り、何人かとつながっていたそうです。そこからプロダクションを紹介された、というパターンかも。よくあるんです。売れないアイドルが、アイドル崩れと久しぶりに食事の約束をして行ったら、ＡＶプロダクションの人間が同席していた、なんて話は。