事務所社長の餌食になる子も！

一方で、男側から持ちかける古典的な手口も、いまだに業界には蔓延している。
特に、その“特権”を行使しているのは、やはりキャスティング権を握っているプロデューサーだという。

「このところ視聴率の調子がいい朝の情報番組Ｚには、現役女子大生兼タレントのような無名の女性タレントたちがズラリと並んでいますが、誰が出ようが視聴率には一切関係ないところなので、誰でもいい＝完全にプロデューサーの趣味でキャスティングしているそうです」（制作会社スタッフ）

彼の手口はこうだ。半年に一度のメンバー交代時期に、１人１人声をかけ、「２人で反省会をしようと」と呼び出すところから始まる。そして「番組、続けたいよね？」と圧力をかけ、性接待に持ち込むというのだ。
「半年でレギュラー降板になる子もいますが、枕を断ったことが原因だそうです。そうやって断る子もいますが、基本的に野心たっぷりの出たがりばかりですから、プロデューサーの術中にハマってしまう子も多いんだとか。ちなみに、アナウンススクールで“枕女”との異名を取っていた某女子大生は、在籍期間が長かったですね。今は無事、某局の女子アナに内定したそうですよ」（前同）

芸能界の悪しき風習かと思いきや、「ヤレば、ちゃんと仕事をくれるんだから良心的なほう」（同）という声も聞こえてくるから驚きだ。
「グラドルたちの枕営業の場合は、やったのに仕事につながらないケースも多いんですよ。うまくいったとしても、関係が終われば仕事も終わりだし、“あの番組しか出ないのはやっぱり……”“突然見なくなったワケは……”など、関係者にバレバレなのもリスクですね。それゆえ、仕事のためというより、生活面のサポートのために枕をしている人が多い印象です」（同）

さらに悲惨な“枕損”はというと、主に小規模事務所内で行われているという。
「最近は、今勢いに乗っているＨカップグラドルが所属する事務所の社長が酷いと評判です。所属するとすぐに撮影会の仕事がもらえるそうですが、会場までの道すがら、無理やり手をつながれ、ビルの隙間に連れ込まれてキスされたり。さらに夜中に自宅に押しかけて肉体関係を迫り、帰りのタクシー代をせびって帰っていったりなど、嘘か本当か、わからないような話を聞きます」（グラビアカメラマン）

女の野心と男の下心がある限り、アイドルたちからＳＥＸとカネの醜聞が消えることはないだろう――。