お分かりだろうか。既婚者であれ、女性を落とすのに必要なのは口説き文句だ。しかし独身のときのように「つきあってくれ」と言っても、女性に「結婚しているのに何言ってんの」で片づけられるのがオチ。ゆえに、不倫を謳歌する男たちは“既婚者向けの口説き文句”を知っているのだ。

では、女性たちが思わず濡れてしまった“男の不倫名言”を紹介しよう。まず、口説く対象が人妻と独身女子では、まったく違ってくる。人妻とはどちらも不倫になるため、ある意味、対等の関係だ。そんな人妻に効果的なのが、先に紹介した「俺なら、そんなことさせない」。主婦の真美さん（34）は、街中で偶然、以前働いていた職場の上司と出会って、軽く飲みに行ったという。「何でも話しやすい人だったので、最近、旦那の帰りが遅いことを愚痴っていたんです。その流れで夫婦の性生活も話しちゃって（笑）。　旦那はたまにエッチしても“やって”とばかりにマグロになると言ったら、上司は“君が嫁だったら毎晩張り切っちゃうけどなぁ。俺なら、そんなことさせないよ”って迫ってきたんです」

つまり、人妻を口説くには旦那をダシに口説くのがベスト。２位の「旦那が羨ましいよ」も同じ理由だ。「家事や育児に追われて、煮詰まっていたんです。そんなとき、飲みに誘ってきたのが男友達でした。彼も結婚していたので、気兼ねなく飲もうかって話になって……」と言うのは井上真央に似た美人妻の心美さん（２９）。不倫などする気はなかったが、飲み始めると、彼がやたら口説いてきた。「私は“不倫する気はない”と断っていたんです。そしたら彼は“分かっている。心美は、そんな女じゃないって”と言っておきながら“たまには家のことを忘れる時間も必要じゃない”って。あれは悪魔の囁きですよ（笑）。だって本当に家のことを忘れる時間が欲しかったんですもの」（前同）　その後、ホテルで２時間ほど、快楽のひと時に没頭してしまったそうだ。

４位と５位の言葉は、主に４０代以上の熟女妻が濡れた名言。まず「もったいない」とは、これ、いかに。「何年も夫とはセックスレスなんです。そのことを知り合いの男性に話したら、“４０代って女性として一番、アレが気持ちイイ時期って聞くよ。もったいないなぁ”と言われたんです。私も心当たりがあって、最近、性欲が強くなっていたんです」（社長夫人の悦子さん＝４５）　セックスレスに悩む人妻には、キラーフレーズだ！

また、５位の「人生１回きりだから、楽しまなきゃ」も同じ理由。「居酒屋で知り合った６０代の男性に“人生１回きりなんだから、楽しめるときに楽しまないと”みたいに軽いノリで口説かれたときは、人生１回という言葉がズシーンと響いて、“そうね……”と納得させられたんです。この年だと女でいられる時間も、もう長くはありませんし……」（主婦の博美さん＝５４）　ここまでの話をまとめると、人妻への不倫名言は“共感”と“君を抱きたい”気持ちを含ませることだ。

続いて人妻よりも難しい独身女子への口説き文句だ。その１位に輝いたのが、なんと「結婚しているけど、好き」だ。要はストレートに伝えることなのだ！　ヘアメイクの涼子さん（２９）は優香似の美女だが、半年前に彼氏と別れた。「そのタイミングで現れたのが今の彼（４０代の既婚者・子ども２人）で。私も少し寂しかったから飲みに行ったの。そしたらガンガン誘ってくるんです（笑）。私が“子どももいるのにダメでしょ”って返したら、“それでも君が好きなんだよ！”って、むしろ情熱的に口説いてきたんです」